「考える力がつけば20年後に伸びる」。 子どもの「論理的思考力」を養う親の接し方
2018年03月12日
コラム知能の向上には刺激が大事
知能の向上には、子ども自身が知的好奇心や物事に対する興味・関心をもつことが大切です。そこを土台として、考える習慣や考える機会をどれだけもてるか。
その機会を増やすために、家族で出かける際も、親御さんが行き先を決めるのはなく、子どもの考え・意見を聞きましょう。そして、より重視すべきなのが”理由”。「なぜ、そうしたいのか」を考えさせることで、子どもの脳に”刺激”を与えられるのです。
親「なんで、遊園地に行きたいの?」
子ども「ジェットコースターに乗りたいから」
最初はうまく理由を答えられないかもしれません。しかし、自分の欲求に見合った選択をして、その理由まで思考する習慣を幼少期までに身につけておけば、のちにさまざまな場面で生かせるようになります。親御さんが決めつけてはいけないし、自分の都合で「その考え方はよくない」などと否定することは、子どもたちから考える機会や習慣を奪ってしまうのです。
大切なのは、子どもを多くの思考パターンに触れさせること。我が校でも、迷路を解くのが得意な子どもが、パズルになるとうまくできないというケースが見られます。積み木でたくさん遊んでいても、立体図形の問題が得意になるかといえば、そうとも限りません。
当たり前の話ですが、子ども一人ひとりに得意・不得意、向き・不向きがあります。だからこそ、脳が多くの思考パターンを使えるようにしなければいけません。 特に、理由を解説するような論理的な思考は、慣れていないと本当に難しいものです。「○○で、●●だ から、△△△です」。
こうした複数の条件から結論を出す思考パターンに慣れていない子どもは、一読して理解できない問題を前にしたとき「無理!できない!」と投げ出す傾向にあります。 だからこそ、親御さんは日常のちょっとした場面から、子どもに理由を問う習慣をもつようにしましょう。
【商品名】IQ130以上の子どもの育て方
【著者】和田知之
【発行】株式会社カンゼン
A5判/240ページ
2018年3月12日発売
※発売日は変更になる場合がございます。
これからの時代に求められるのは、知識ではなく、“知能”だ。
親の接し方が変われば、自分から知りたがる・勉強したがる子になる!
いま東大進学に一番近い小学校の校長先生が、これまでの知能教育の経験をもとに、遊びながら「知能」を高めるメソッドと、教科別メニュー47問(国語・算数・理科・地理・歴史)を一挙紹介。
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