幼稚園時代に出会った南野拓実選手と室屋成選手。“幼馴染”のふたりが築いた最高のライバル関係

2016年07月29日

コラム

やっぱり拓実はいつも自分の前を走っている存在

 2011年6月のU-17ワールドカップでは、ゼッセル時代の親友・室屋と再び一緒にプレーできるチャンスが巡ってきて、南野自身もモチベーションを高めていた。それは室屋の方も同じ。「何で俺がここにおるんや」と室屋は信じられない思いでメキシコの大舞台へたどり着いたことを明かす。

「僕はアジア最終予選の前にいきなり呼ばれましたけど、エースの拓実との差は依然として大きかった。そんな自分にできるのは、とにかく走って走って走ること。監督の吉武(博文=現FC今治監督)にも『迷ったら走れ、そして近くに預けろ』と言われていました。

 メキシコで拓実と絡んだ一番の思い出は、決勝トーナメント1回戦のニュージーランド戦で、自分のアシストから拓実がゴールしたことですね。ゼッセル時代と同じことがメキシコの世界大会でできて、僕自身もすごく嬉しかったけど、親同士が特に喜んでいましたね。そうやって同じ舞台で戦っていても、やっぱり拓実はいつも自分の前を走っている存在でしたね」と室屋は本音を包み隠さず吐露してくれた。

MONTERREY, MEXICO - JUNE 29: Takumi Minamino of Japan celebrates with Sei Muroya after scoring during the FIFA U-17 World Cup round of 16 match at the Universitario stadium on June 29, 2011 in Monterrey, Mexico. (Photo by Jeff Mitchell - FIFA/FIFA via Getty Images)


プロフィール

著者:
元川 悦子
(もとかわ えつこ)
1967年、長野県生まれ。業界紙、夕刊紙記者を経て、94年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍中。現場での精緻な取材に定評があり、Jリーグからユース年代、日本代表、海外サッカーまで幅広く取材。著書に『U-22』(小学館)、『古沼貞雄・情熱』(学習研究社)、『黄金世代』(スキージャーナル)、『いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁』(NHK出版)、『勝利の街に響け凱歌―松本山雅という奇跡のクラブ』(汐文社)、『高校サッカー監督術育てる・動かす・勝利する』『高校サッカー勝利学 ―“自立心”を高める選手育成法―』(小社刊)などがある。


表紙元
【商品名】僕らがサッカーボーイズだった頃3 日本代表への道
【発行】株式会社カンゼン
【著者】元川悦子
四六判/256ページ
2016年6月24日発売

⇒本人とその家族・指導者・友人の証言から描くサッカー人生の“原点”とは


 

>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら

 

カテゴリ別新着記事

お知らせ

ga


school_01 都道府県別サッカースクール一覧
体験入学でスクールを選ぼう!

人気記事ランキング

おすすめ記事

ゲームモデル

Twitter Facebook

チームリンク