運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり

2018年04月28日

コラム
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スポーツ神経

運動のセンスのよさは「脳の神経回路」の働きによる

 運動神経は誰にでもあるとわかったものの、「同じスポーツを同じタイミングで始めたのに、明らかに私よりもあの人の方がうまい」「センスが違う」とがっくり肩を落とした経験をした方もいるでしょう。

 確かに、運動のうまい、下手があるのは事実です。サッカーでの巧みなドリブル、無駄のないフォームで走るランナー、身体を完璧にコントロールして踊るダンサーなど、アスリートたちの身のこなしを見て、その「うまさ」に惚れ惚れします。

 スポーツにおけるうまい、下手の判断基準は、「ある動作を思い通りにできる人か、頭ではわかっているのに身体を思うように動かせない人か」で分かれます。「あの人はセンスがある」というとき、それはつまり、「自分の身体を自自在に操っている人」を指しています。

 ただ、それは生まれ持った才能ではなく、そのスポーツをやる上で必要な動きを練習してきたかどうかという、後天的な環境の違いによって決まってきます。つまり、練習を積んで、脳の神経回路をたくさん作ったかどうかによって決まるのです。

 子どものころから、外遊びの中でさまざまな動きを経験し、複数のスポーツを楽しむことで動きのバリエーションを蓄えておくことは、あらゆる運動の基礎となる「神経回路」を育むことにつながります。これが、運動がうまくなる秘訣です。


<プロフィール>
深代千之(ふかしろ・せんし)

1955年生まれ。東京大学大学院・総合文化研究科・教授。東京大学大学院・教育学研究科博士課程修了、教育学博士。(一社)日本体育学会会長、日本バイオメカニクス学会会長、国際バイオメカニクス学会元理事。スポーツ動作を力学・生理学の観点から解析し、動作の理解と向上を図るスポーツ科学の第一人者。


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子どもの学力と運「脳」神経を伸ばす魔法のドリル

【商品名】子どもの学力と運「脳」神経を伸ばす魔法のドリル
【著者】深代千之
【発行】株式会社カンゼン

四六判/208ページ
価格:1,620円(税込)

☆6歳~12歳こそ、「運脳神経」を伸ばす適齢期

身体を動かして、脳にたくさんの神経パターンの引き出しを作る力。これを「運脳神経」と呼んでいます。
運動神経ではなく“運脳”神経という造語で表現するその定義は、「思い通りの身体の動かし方を身につけるための脳と身体の協調性」です。脳と身体の“協調性”は6歳~12歳の間に磨くのが最適です。本書で取り上げた7つの動き40のドリルを参考に「運脳神経」を伸ばしてください。勉強も運動もできる、スーパーキッズの土台を築くことができるはずです。


 

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