“生粋の負けず嫌い”南野拓実の少年時代。「なんで俺を交代さすんや。もっとやらせて。俺、サッカー好きやねん」

2018年10月17日

コラム
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南野&室屋
【幼稚園からの幼馴染で最高のライバル関係である室屋成(左)と南野拓実(右)。2人はコスタリカ戦とパナマ戦で同じピッチに立った】

とにかく負けず嫌い

 世界の舞台に強い憧れを抱いた拓実少年は、早い段階から高いレベルを追い求めた。ゼッセルのチームメートには、のちに2011年U-17ワールドカップ(メキシコ)、そして2016年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23 選手権=カタール)でともに戦うことになる室屋成(FC東京)がいた。2人の出会いはまさに偶然以外の何物でもなかった。

「拓実と初めて会ったのは幼稚園の頃。兄貴同士が同い年で、ゼッセルで一緒に練習している傍らで、親に連れていかれた僕ら2人もよくボールを蹴ったり、鬼ごっこしたりしていました。拓実の家で遊ぶこともあったんですが、二言目にはあいつが『サッカーしよう』と言い出して、家の裏にあった中学校グラウンドへ出かけることになり、よく練習させられましたね。ホントにとことんサッカーが好きな子やったと思います(笑)。

 小学校の頃の拓実は、ボールを持ったら絶対に離さなかった。ある試合では、キックオフの笛が鳴った瞬間から一気にドリブルで仕掛けて相手チームの選手を全員抜きしてゴールすることもありました。そうやってガンガン突っ込んでいく拓実を見ながら『すごいなあ』と感心していた覚えがありますね。点を取るだけじゃなくて、『自分がゴールを守ってやる』という意識も強かった。

 地元の少年サッカー大会なんかでPK戦になると、拓実は『全部俺が止める』といってGKに入ってました。そういう行動パターンを見ても、どれだけ負けず嫌いなんやと思いますよね(苦笑)。それが南野拓実という人間なんです」と室屋は幼馴染みの天才サッカー少年の一挙手一投足を目の当たりにしながら、いつも刺激を受けていたという。

 南野自身にとっても親友かつライバルの室屋の存在は大きかった。優れた選手が身近にいたからこそ、彼のサッカーへの意欲や向上心がより掻き立てられたのは間違いない。

「僕の中で成に対するライバル意識はすごくありました。小学生の時は自分がFW、成がトップ下という形でコンビを組んでいて、成が出したボールを俺が決めるみたいなコンビも結構あったかな。練習が終わった後もよく2人でボールを蹴りましたし、お互いに感覚的な部分でわかり合っていたところがありましたね」

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