力任せに蹴ってもボールは飛ばない。ケガをしにくい身体の使い方とは?

2019年06月09日

フィジカル/メディカル
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ヒグトレ_振り幅

パワーを伝えるのは股関節と肩甲骨

 脊柱のしなりが生み出した大きな力を、手足などの末端へ伝える役割を果たすのが、股関節と肩甲骨です。このふたつをどれくらい大きく動かせるか、つまり可動域をどれだけ広げられるかによって、力の伝わり方が変わっていきます。

 振り子をイメージするとわかりやすいでしょう。振り幅が大きければ大きいほど、先端につけた球のスピードは速くなり、ぶつかったときの衝撃も大きくなります。振り子の球が手足などの末端、支点を肩甲骨や股関節に置き換えると、肩甲骨と股関節の可動域が広いほど、末端に伝わる力が大きくなる、ということです。肩甲骨と股関節の可動域がいかに大切なのかがわかると思います。

 この可動域を広げるのは、年齢が低いほど易やさしく、高いほど難しくなります。加齢によって身についた生活習慣や運動の癖くせで、骨や筋肉が形成され、それを再びほぐすのは時間がかかるからです。

 可動域を広げる運動は、子どものころから負担のない範囲で取り組んだ方がよいでしょう。とはいえ、成人してからでは意味がない、という極端なものではありません。例えば毎日PCの前に座って事務作業をする人でも、本書の運動を行うことで肩甲骨の可動域が広がり、肩こりが改善されることもあります。

 股関節の運動方向は、前に折れ曲がる屈曲、後ろに伸ばす伸展、外に開く外転、内にたたむ内転、外側に回す外旋、内側に回す内旋の6方向があります。

 例えばキックなら、後ろに大きく伸展した後、前に蹴り出して屈曲し、その過程でボールを蹴ります。走っている途中で急激なターンをする場合には、内旋や外旋が必要です。

 これらの動きができるようになるトレーニングを、育成年代の早い段階から積むことで、大きなパワーを生むだけでなく、怪我をしにくい身体を作ることにもなるのです。

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