設立5年目で初優勝! フュンフフットサルスクールがバーモントカップ山梨県代表の座に輝く!
2016年06月27日
バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会設立5年目で初優勝! フュンフフットサルスクールがバーモントカップ山梨県代表の座に輝く!
6月25日(土)、「バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会山梨県大会」は、昭和町総合体育館(山梨県中巨摩郡)であり、フュンフフットサルスクールが、アミーゴス三ツ峠を5-3で破り初優勝を決めた。
文・写真●山本浩之
フュンフフットサルスクール(以下、フュンフ)は、関東フットサルリーグ2部に所属する「フュンフシュピーラー山梨」の現役選手が指導するフットサルスクールとして2011年に開校し山梨県甲府市で活動している新進のチームだ。対するアミーゴス三ツ峠(以下、アミーゴス)は山梨県南都留郡に本拠を置き、2011年に開催された「バーモントカップ第20回全日本少年フットサル大会 山梨県大会」で初優勝を飾り、全国大会でベスト16を経験している。
両者の戦う決勝は10分ハーフのプレイングタイムで行われた。立ち上がりから優勢だったのはフュンフだ。シュートシーンが多く見られた。アミーゴスのマークがずれているところにパスが通り、そこからパワフルなドリブルやシュートを仕かけていった。一方のアミーゴスはシュートの体勢に入る前にボールを失うことが多かったのだが、先制したのはアミーゴスだった。3分に4番・西村太一くんが決めた。
しかし、フュンフは失点したものの攻撃に勢いがあった。ボールを持ちすぎて出しどころがなくなることでボールを失うこともあったが、そこが修正され素早くボールをさばくことができるようになると、7分に右サイドからのボールに反応した20番・内藤大和くんのスライディングシュートで同点に追いついた。
フュンフは、試合を振り出しに戻した直後にふたたびチャンスを得ると「決勝で一番思い出に残っているゴールが、来輝(7番・相川くん)が仕かけて倒されたことで得た、このフリーキックです!」と同点弾を決めた20番・内藤大和くんの放った抑えの利いたシュートがゴールネットに突き刺さった。
2-1とリードして試合を折り返したフュンフは、このあと17番・保竹駿斗くんの追加点で2点差にすると、後半6分過ぎに20番・内藤大和くんが立て続けに2得点をあげ5-1とした。
アミーゴスは、フュンフが攻め手を緩めないことにより、引いた位置でボールを受けることが多くなっていたため、守備から攻撃へとスムーズに移ることができず攻め切れなかったが、残り時間もわずかになって、7番・佐野昇くんと10番・赤岩拓哉くんのゴールで2点差に迫った。だが、粘りもここまでとなりタイムアップ。フュンフが5-3でアミーゴスを下し、初の山梨県チャンピオンの座に輝いた。
フュンフのキャプテンを務める7番・相川来輝くんは、「もう、ただ最高です。最高にうれしいです! この大会では、相手に気持ちをぶつけて、チームが一丸となって戦うことができました。決勝はパスミスがあったので、全国大会までに修正していきたいと思います」と語ってくれた。
そのフュンフが山梨県代表として出場することになった「バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会 全国決勝大会」は、8月12日から駒沢オリンピック公園体育館と大田区総合体育館で開催される。フュンフの選手たちは「フットサルを楽しむだけはなく、東京観光もしてみたい!」と笑う。けれども、選手のなかの何人かは、所属しているサッカークラブが出場する大会の日程と重なるため、全国決勝大会には出場できないという。フュンフにとっては、大きな痛手となるが「キャプテンを中心にがんばる!」と選手たちは元気に誓ってくれた。
■優勝 フュンフフットサルスクール 板山尚史監督のコメント
決勝は、立ち上がりがすごく悪かったですね。アップのときから選手たちの雰囲気に「ちょっと危ないかな」というのは感じましたが、その予想通りになってしまいましたね。先制されて難しい試合になってしまったというのが正直な感想です。相手のアミーゴスさんも一人ひとりの技術が高いチームなので、うちのほうが前に行き過ぎていたときにカウンターを仕かけられてしまいました。今年の山梨県大会を戦ってみて改めてレベルの高さを感じました。全国決勝大会では、その勝ち抜いた自信と県の代表という気持ちを背負って思い切って戦ってくれれば、結果もついてくるのではないでしょうか。選手一人ひとりに気持ちをしっかり持ってもらい、全国に挑ませるというのも指導者の役割かと思います。
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