2つの代表の座は戸塚フットボールクラブと新座片山フォルティシモ少年団が獲得!!/第40回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会

2016年11月21日

大会情報

前回大会優勝の埼玉県、戸塚フットボールクラブと新座片山フォルティシモ少年団が2つの代表の座を獲得

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(文・写真●山本浩之)

 11月20日(日)、埼玉スタジアム第3グラウンドにて「第40回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会」の準決勝と決勝が開催された。昨年度、レジスタFCが日本一に輝いたことで、今年度の埼玉県は全国大会の出場枠が2チーム。準決勝が代表決定戦となる。その準決勝で、戸塚フットボールクラブジュニア(以下、戸塚)が江南南サッカー少年団(A)を2-0で、新座片山フォルティシモ少年団(以下、新座片山)が、はくつるフットボールクラブを5-0で破り、それぞれ全国大会の出場権を獲得している。

 いくら全国大会に出られるのが決まったとはいえ、やはり重要なのは決勝戦。埼玉県王者の座は譲れない。両チームのプライドをかけた一戦が始まった。

 前半は戸塚ペースだった。キープ力のある選手の多い戸塚は、幾度となくバイタルエリアまで侵入してシュートを放つと、先制点は7分のこと。7番・大嶋優斗くんの絶妙なパスを受けた10番・仲丸慎太郎くんが落ち着いて決めた。

 大嶋くんは「相手の裏を意識してパスを出しました。1試合目(準決勝)でも同じ感じで得点することができたので呼吸が合っていました」とコメント。シュートを決めた仲丸くんも「優斗(大嶋くん)はパスを出してくれると思ったので(ディフェンスの)あいだに動き出してゴールに突き刺すというイメージでした」とゴールシーンを振り返ってくれた。このホットラインは、それからも度々チャンスを演出した。

 また、戸塚は守備も集中して対応できており、新座片山が得意とするロングスローを封じた。前半のシュート数を見ても、戸塚が7本だったのに対して新座片山は1本だけ。戸塚が主導権を握っていたことが分かる。

 後半の立ち上がりは、新座片山のペースで試合が進んでいったが、戸塚は7番・大嶋くんがボールを持つと流れを引き寄せることできた。だが「今日はシュートを外しまくってしまった」と大嶋くんが言うように戸塚もまた追加点をあげることができない。

 スコアは1-0のまま動かず、タイムアップの時間が刻一刻と迫ってきた。新座片山は粘りをみせるが、戸塚の守りは堅く、新座片山のアタッカーがペナルティーエリア近くまで入り込むことを許さない。そのため新座片山はミドルレンジからのシュート、あるいはロングスローからの空中戦に頼るしかなかった。結局、このまま試合終了となり、戸塚が1-0で新座片山を破り優勝を飾った。

 なお、全国大会には、戸塚フットボールクラブジュニアは初出場。新座片山フォルティシモ少年団は4年ぶり9回目の出場となる。

 戸塚フットボールクラブジュニアの清野画監督は「この大会を通して、子どもたちが成長したのは精神的な部分ですね。気持ちで負けないとか、自分たちから何かをやろうという気持ちです。半年かけて予選リーグを戦ってきたなかで一歩一歩成長できたと思います。全国大会は初めてです。まだ(全国大会のことを)考える余裕はないのですが、埼玉県代表なので、恥ずかしくない戦いをしていきたいということだけですね。今は深く考えられないです(笑)」と小学1年生のときから6年間指導している教え子たちの成長を喜んだ。

■戸塚フットボールクラブ キャプテン・小暮太誠くんのコメント
準決勝で全国大会の出場は決まっていましたが、自分たちはどの試合でも負ける気はないので、全力でぶつかっていきました。自分たちも(2位よりかは)優勝したほうが気持ちもあがりますし、そのほうが次も(全国大会でも)がんばれるかなと思います。このチームは気持ちが強くて、技術があって、みんな仲の良いチームです。全国大会では優勝を目指しますが、みんなが気持ちよく全国大会を体験することができるようにしたいです。

■新座片山フォルティシモ少年団 キャプテン・ 吉田伊織くんのコメント
決勝では、バックが簡単に抜かれてしまったり、ヘディングでしっかりと跳ね返せなかったりしました。勝ってあがるんだという気持ちで臨んだんですけれど、やっぱり準決勝で勝ったことで全国大会に行けることが決まり、気持ちの緩みがあったんだと思います。全国大会は(ゴールキーパーなので)無失点で勝ちあがれるようにしたいです。チームとしては、今日の決勝でも見えた課題ですが、1対1に負けないとか、ヘディングをしっかり跳ね返すというのを目標にしていきたいです。

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