【PR】ブラジル名門クルゼイロの育成から見る「活躍する選手と活躍できない選手の違い」
2017年05月02日
コラム競争を繰り返すことで選手は成長する

――ブラジルのジュニア年代の選手たちはどのような練習をしているものなのでしょうか。
日本でもブラジルでも、子どもたちが集中して練習をするのは大変です。指導者も子どもたちが集中して練習できる工夫をしてあげなければいけません。特に小学生年代に集中してもらうためには、楽しみながらトレーニングを進めていくことも重要な指導の要素、子どもが飽きることなく、トレーニングに集中できるような仕掛け作りは、日本でもブラジルでもコーチの大切な仕事です。
例えば、ウォーミングアップでは、子供がよくする遊びを取り入れます。ブラジルにはブラジルの、日本には日本の遊びがあります。鬼ごっこやマルバツゲーム、旗取りなどがブラジルの遊びです。ボールを扱いながら、このような遊びを取り入れることによって、子供たちは楽しみながら、サッカーの技術や戦術を、自然に覚えることができます。

――ジュニア年代の練習で日本との違いはありますか?
ブラジルでは、一つ、絶対に必要なことがあります。
それは、楽しみながらも、「競争」することです。競争を繰り返すことで選手は成長していきます。例えば、鬼ごっこで勝ち残った選手を称えて全員で拍手をする。敗れたチームやグループに軽い罰ゲーム(ボールタッチ10回など)を与えることもあります。小さな競争かもしれませんが、選手には良い影響を与えてくれるはずです。敗者を作ることにはなってしまいますが、スポーツの中での競争は健全なものです。
年齢が高まれば高まるほど、大会を通じても、チーム内でも、競争が激しくなっていきます。この競争が選手の才能を、さらに磨いていくので、この「競争」繰り返すというのが違いになるでしょうか。
日本の子供たちを見ていると、競争することに慣れていないように思えます。ボール扱いは巧みなのですが、相手がいる中でプレーをすると、その良さが消えていきます。目の前の選手に勝ちたい、相手を倒すためにはどうすればいいのか?このような気持ちやアイデアを培って欲しいのです。競争をすることで、相手がいる中でも、自分の力を発揮できるようになってくるでしょう。

<関連リンク>
・クルゼイロ・ジャポン サッカーキャンプ

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