【選手変更あり】U-20日本代表メンバーの「経歴を見る」。歴代の毛色とは異なる“2つのユニット”に注目
2019年05月10日
読んで学ぶ/観て学ぶ日本サッカー協会は大型連休明けの7日、5月23日に開幕する『FIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019』に出場するU-20日本代表メンバー21名を発表した。湘南でレギュラーを張る齊藤未月、J2で躍動する斉藤光毅(横浜FC)など旬なタレントが順当に選出。一方で、本大会出場の原動力となった久保建英(FC東京)、安部裕葵(鹿島)は、6月のコパ・アメリカに参加するA代表に招集される可能性が高いため、残念ながら今回は見送りとなった。日程の功罪でベストの布陣とはいかなかったが、ジュニサカ恒例「経歴を見る」からすれば、注目すべきポイントはふんだんにある。ジュニサカの専門領域であるジュニア年代の経歴にフォーカスすると、“前”と”後”に2つのユニットを見つけることができ、かつ歴代のU-20日本代表とは少しばかり系統が異なるチームに仕上がっていることが分かった。
写真●ジュニサカ編集部

【“始発クラブ”育ちの川崎フロンターレ・宮代大聖】
前線の出身クラブは首都圏の緑豊かな私鉄沿線に集中
まず、前線のタレントに注目したい。斉藤光毅、宮代大聖、西川潤のアタッカートリオに共通しているのが、出身クラブがいずれも渋谷と中央林間を結ぶ、いわゆる東急田園都市線沿線に点在していることだ。斉藤が犬蔵SC(川崎市宮前区)、宮代が渋谷東部JFC(東京都渋谷区)、そして西川が青葉FC(横浜市青葉区)。強豪クラブがひしめく同エリアとはいえ、同年代の“田園都市線産”にいかに前線のタレントが集中しているかの証左でもある。
では、2017年韓国大会のU-20日本代表はどうだったか。前線の核をなしていた岩崎悠人は滋賀県の金城JFC、堂安律は兵庫県の西宮SSS出身だった。ともに関西育ちのアタッカーが主軸を形成しており、2019年ポーランド大会のU-20日本代表の前線とは毛色がまったく違った。ケガで途中離脱したFW小川航基は田園都市線沿線にも近い横浜市都筑区にある横浜港北SC出身だったのだが…。
さらに歴史を掘り起こせば、歴代U-20日本代表の攻撃陣を支えたタレントはどっぷりと関西クラブの出身だった。2007年カナダ大会の森島康仁は兵庫県の神戸NKサッカークラブ、柏木陽介も同じく兵庫県のSNSC須磨ナイスサッカークラブ出身。また、2005年オランダ大会の家長昭博は京都府の長岡京SSSの出だ。本大会の出場が叶わなかった世代を見ても、宇佐美貴史が京都府の長岡京SSS、南野拓実が大阪府のゼッセル熊取FC…。まさに“オール関西”の様相を呈していた。経歴的、もしくは地域的には劇的な変貌を遂げたといっていい。

【セレッソ大阪・瀬古歩夢はU-12からステップアップ】
守備陣の一大勢力は“桜U-12トリオ”
では今回、U-20日本代表を支えてきた個性豊かな関西勢はどこに消えてしまったのか…。実は一気に後方のポジションにシフトチェンジをしていた。守備陣に目をやると、C大阪U-12出身が牛耳っていることが分かる。鈴木冬一、瀬古歩夢、喜田陽の“桜U-12トリオ”はいずれも2000年生まれの同級生。ともに2次ラウンド敗退ながら、第35回と36回の全日本少年サッカー大会ではチームの中心だった。ちなみに喜田は35回ではGK登録だった。U-20日本代表の“21分の3”、それもDF登録7人中3人が同じジュニア出身という事実に、改めてマンガ的なキラキラストーリーを感じずにはいられない。
“田園都市線産”の攻撃陣+“桜U-12産”の守備陣。かなり大雑把な表現とはいえ、ジュニサカ「経歴を見る」の立場からしてみれば、そんな見出しが一番しっくりとくる。歴代のヤングジャパンとは異なる性格を持つ(?)U-20日本代表は5月12日からの国内トレーニング、17日にU-20コロンビア代表と親善試合をこなしたのち、23日にグループステージ初戦(U-20エクアドル代表)を迎える。ジュニサカ「経歴を見る」が発見した“2つのユニット”がはたして世界でどう躍動するのか、今から楽しみでしょうがない。
招集メンバーは以下のとおり。カッコ内はジュニア年代の所属チーム。
GK
茂木 秀(所属なし)※小学生時は野球部に所属
若原 智哉(矢倉FC)
鈴木 彩艶(浦和レッズジュニア)
DF
鈴木 冬一(セレッソ大阪U-12)
瀬古 歩夢(セレッソ大阪U-12)
三國 ケネディエブス(東京NOBIDOME FC)
菅原 由勢(ASラランジャ豊川)
喜田 陽(セレッソ大阪U-12)
小林 友希(ヴィッセル神戸U-12)
東 俊希(喜多SSS)
MF
齊藤 未月(藤沢FC/湘南ベルマーレジュニア)
伊藤 洋輝(浜松蒲SSS)
郷家 友太(鶴ヶ谷SSS/ベガルタ仙台ジュニア)
藤本 寛也(FCヴァリエ都留/東京ヴェルディジュニア)
山田 康太(横浜F・マリノスプライマリー)
滝 裕太(FCアスルクラロ沼津)
斉藤 光毅(犬蔵SC)
FW
田川 亨介(アルディートFC)
宮代 大聖(渋谷東部JFC/川崎フロンターレU-12)
中村 敬斗(高野山SSS/柏イーグルスTOR82/柏レイソルU-12)
西川 潤(青葉FC)
原 大智(多摩平Jr.SC)
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
日本高校サッカー選抜メンバー発表!【ベリンツォーナ国際ユース大会】2026.03.28
-
【プレミアリーグU-11】公式アプリのリリース決定!育成リーグ拡大へ向け新スポンサーも就任2026.03.28
-
【モンテギュー国際大会】U-16日本代表メンバー発表!2026.03.27
-
U-16日本代表、アルバニア遠征参加メンバー発表!2026.03.27
コラム
-
親は子どものサッカーにどこまで関わるべきか?「サッカーが習い事になると難しい」佐久長聖高校女子サッカー部監督が語る2026.03.18
-
U-12からU-18に何人残れるか?「川崎フロンターレの軸となっていかなくちゃ」大田和直哉監督が取る勝負と育成のバランス【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.05
-
「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.03
-
「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.01
フットボール最新ニュース
-
レアル・マドリードが逆転勝利【25日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
インテルがまさかのCL敗退【24日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
ニューカッスル、イングランド代表ウィンガーが4ゴール【18日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
レアル・マドリードが後半に1点もぎとり白星【17日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
アーセナルが全勝首位通過【28日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 東京大会】大会結果2026.03.02
-
【卒業記念サッカー大会第19回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー3(決勝&閉会式)2026.02.27
お知らせ
人気記事ランキング
- 【関東トレセンキャンプU-13(後期)】参加メンバー
- 日本高校サッカー選抜メンバー発表!【ベリンツォーナ国際ユース大会】
- U-16日本代表、アルバニア遠征参加メンバー発表!
- 【JFAフットサルGKキャンプ2026①】参加メンバー発表!
- U-19日本代表、ウズベキスタン遠征参加メンバー発表!【選手変更あり】
- サッカー日本代表、イングランド代表&スコットランド代表戦に臨むメンバー発表!【選手変更あり】
- 【2025 JFAトレセンU-12関西】参加メンバー発表!
- 【KYFA2025年度九州GPキャンプ⼥⼦U14/U13】参加メンバー
- 【モンテギュー国際大会】U-16日本代表メンバー発表!
- 【プレミアリーグU-11】公式アプリのリリース決定!育成リーグ拡大へ向け新スポンサーも就任










