バルサとの真剣勝負。 元日本代表・鈴木隆行監督が率いた「大和ハウスDREAMS」の挑戦!!
2017年08月26日
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017試合前のテーマは「球際や気持ちの部分で絶対に負けないこと」
24日(木)に開幕した『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017』。過去4大会中、3回優勝を果たしているバルセロナは今大会も強さを発揮。予選では危なげなく3連勝を飾り、準々決勝では湘南ベルマーレスクール選抜に2対0で勝利。準決勝へと駒を進めています。
そんなバルセロナに挑んだのは、鹿島アントラーズや海外で活躍した元日本代表、鈴木隆行監督率いる「大和ハウスDREAMS(チーム名)」。
「大和ハウスDREAMS」とは、全国3箇所(東京・大阪・熊本)で開催された『街クラブセレクション』から選ばれた選手たちが集ったチームのこと。300名以上参加したなかから69名を選出。3チームに分けて、「大和ハウスDREAMS」はFCバルセロナと「大和ハウスFUTURES(チーム名)」はアーセナル(イングランド)とエキシビションマッチに臨み、もう1チームは「ワールドチャレンジ街クラブ選抜(チーム名)」として同大会の予選から出場し優勝を目指しました。

【エキシビションマッチを行ったFCバルセロナと大和ハウスDREAMSの選手たち(写真●佐藤博之)】
24日(木)に行われたエキシビションマッチで「大和ハウスFUTURES」はアーセナルに1-3で敗戦。それだけに、バルセロナ戦は負けられない戦いとなりました。
25日(金)、夕陽が沈むころに行われたエキシビションマッチ。鈴木監督は試合前、「球際や気持ちの部分でバルセロナの選手に絶対に負けないこと。コンパクトな守備をしよう!」と、子どもたちにテーマを与えたそうです。その言葉通り、キックオフ直後から、「大和ハウスDREAMES」の選手たちはピッチ上を精力的に駆け回り、体格が上回る相手に対しても怖がらずに身体をぶつけ、気持ちを前面に出してプレーをしていました。

【果敢にボールを奪いにいっていた「大和ハウスDREAMS」の選手たち】
しかし、個々の能力で上回るバルセロナは時間の経過とともに「大和ハウスDREAMS」を凌駕していきます。
5分過ぎにDFパウロ・オルテガくんがゴール前でマルセイユルーレット。相手をかわして左足でシュートを放ちゴールを決める。10分にも追加点を奪うと、その3分後にはFWイケル・ブラボ・ソラ二ヤくんが鮮やかなオーバーヘッドでスコアを3-0に。その後も、2得点を挙げ前半は5-0で終了。バルセロナらしいサッカーで観客を魅力していました。
「ボールをしっかり繋いでくるチームですが、(状況によっては)出せないときもあると思います。そんな時でも、ボールをコントロール、キープしてその局面を打開して味方にパスを繋げる所ができることは観ていて凄いと感じました」
ベンチから戦況を見つめていた鈴木監督もバルセロナの強さに脱帽していたようです。

【大和ハウスDREAMSの監督を務めた元日本代表・鈴木隆行監督(写真●佐藤博之)】
選手を総入れ替えして臨んだ後半、「大和ハウスDREAMS」はコンパクトな守備陣形を築き、シュートを打たせない時間が長く続きました。ボールホルダーに対して人数をかけてボールを奪い、シュートにまで繋がったシーンも。
約1年前にアキレス腱を断裂し、バルセロナ戦のために頑張ってリハビリに励んだという加藤功太くんは後半、左サイドバックでプレー。「身体が強かったです。バルサの選手たちは、声が出ていて、ボールを持った時は落ち着いています。打ったシュートがほとんど枠に飛んでいくのは凄いと思いました」と、世界との”差”を肌で感じていました 。「技術の面では負けていましたが、後半は、球際のところであったり、気持ちの部分では勝っていたと思います」と、手応えも感じていたようです。
ロングレンジからの強烈なシュートなどもあり、後半、2得点を奪われ、0-7でバルセロナに敗れてしまった「大和ハウスDREAMES」ですが「思っていた以上に戦ってくれたので凄くうれしかったです。当然、(バルセロナは)技術があって、強いことは分かっていました。そのなかでも、ポジショニングが良かったり、スライドしたりとか守備の面では良さが出ていたと思います」と話した鈴木監督は試合後、「大和ハウスDREAMES」のチーム全員を集めました。

【試合後、「大和ハウスDREAMS」全員を集めて、話しをする鈴木隆行監督(写真●ジュニサカ編集部)】
「1日しか練習を行っていないなかで、バルセロナ相手に、球際の面など、良いプレーをしていた所は多かったです。そういうことを続けていくこと、自分が足りなかったところ、敗戦して悔しかった気持ちを今後のサッカー人生に繋げていってください」と、気持ちを込めてチーム全員に語っていました。
メッシやイニエスタなど世界トップレベルの選手たちを輩出しているバルセロナのカンテラと対戦は貴重な経験です。それを「思い出」として片づけるのではなく、この試合で感じたことを”意識”して練習に取り組み、鈴木監督が話したように今後のサッカー人生に繋げていくことが世界との”差”埋めていくための近道なのかもしれません。
取材・文●中澤捺生/ジュニサカ編集部
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・U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017
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