【第37回全日本少年サッカー大会】愛知県大会 決勝レポート「延長戦で4発たたきこんだ名古屋グランパスU12が3連覇を果たす!!」

2013年06月18日

大会情報

延長戦で4発たたきこんだ名古屋グランパスU12が3連覇を果たす!!


6月16日(日)、「第37回全日本少年サッカー大会 愛知県大会」の準々決勝と準決勝、決勝戦が行われ、名古屋グランパスU12(以下、グランパスU12)が大会3連覇を手にするとともに、3年連続6回目の本大会出場を決めた。

準々決勝を11-0、準決勝を10-0と圧倒的な強さで勝ち上がってきたグランパスU12だったが、決勝戦ではその攻撃力が陰を潜めてしまう。AS.ラランジャ豊川U12の気持ちのこもった守備を前に、思うようなサッカーをさせてもらない。押し気味に試合を進めたものの、迎えた決定機が相手GK鈴木亮矢くんのスーパーセーブにあうなど、スコアレスのまま前半を終えた。

後半に入ると次々とチャンスの数を増やしていったが、ゴールを奪えない焦りとともに時間が過ぎていく。CKから石田凌太郎くんの放った渾身のヘディングシュートがポストに嫌われると、延長戦突入を告げるホイッスルが鳴り、ピッチにうずくまるグランパスU12の選手たちがあふれた。これまで圧倒的な点差で勝ち進んできたチームにとって、延長戦にもつれるのは初めてのことだったという。

しかし、キャプテンの田邉光平くんがチームを奮い立たせた。「まだあるよ!まだあるって!」と鼓舞して迎えた延長戦、ついに歓喜の瞬間が訪れる。中央からのスルーパスに反応した西山蓮平くんが見事にゴールを射貫き、右手を天に突き上げた。これで勢いに乗ったグランパスU12はその後、田邉くんの鮮やかなループシュートなどで3得点を追加。苦しみながらも、延長戦の末に4ゴールを奪う精神力の強さを見せた。

優勝を決めた佐賀監督は「自分たちで決められるところを外してしまう。これがこの学年の悪いところですかね」と笑ったが、「ゴールを決める能力はすごくあるチームなんです」とも胸を張る。「うれしかった」と表情を崩した主将の田邉くんも、「全国に行ったら常に自分たちのサッカーがしたい」と本戦を意気込んだ。個々の高い技術が織りなす超攻撃的サッカーで、次は全国の頂点を目指す。

■名古屋グランパスU12・佐賀洋司 監督監督のコメント
決勝戦はシュートを20本近くあるにもかかわらず、なかなか入りませんでした。そこの部分は本大会のウチの課題としてやっていかなきゃいけませんよね。もちろん準々決勝と準決勝のように、ゴールを決める能力はすごくあるチームなんです。1点取ればどんどん勢いに乗っていける。ただ、(決勝戦の)ラランジャさんみたいに、最後の最後まで足を出してくる、体を張って守ってくる相手にも決め切る強さを出していかないと、全国というか、これから上にいくときには足りません。(本大会の目標について)いつもはベスト4と言っていますけど、愛知県代表として(来年の)愛知県に(出場枠)2枠を持っていきたいというのが正直な気持ちです。たまには優勝したいですね。ベスト4が目標だけど、『優勝するんだ』という強い気持ちがないとそこまでいけないと思っています

(文・写真●村本裕太)

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(写真●村本裕太)

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