サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第6回 次男のキャプテンマーク」

2013年05月16日

コラム

連休半ばのある日。
自転車で行ける場所で試合があると知り、久々に次男たちの公式戦を見に行きました。

公式戦だとBチームにいる次男は出るチャンスが少ないのですが。
さて、今日は出られるかな。

広い公園の敷地をめぐり、グラウンドにたどり着くとすでにゲームは始まってる!

金網にかじりついてよくよく見ると……

「あーっ! 出てるよ、出てる!!」

公式戦なのに、Bチームメンバーで出ているではないですか。

「しかも、キャプテンマークつけてるゥ!」

次男の左腕には黄色いキャプテンマーク。後半はAチームに変わるはずなのに。

なんちゃってキャプテンマーク!?

しかしまあ、Bチームメンバーの張り切っていること!
中1のときのダメダメさが嘘のよう。

次男もサイドバックで堂々とプレー。ミスにも落ち込んだりせず、すぐ走り出す。

あたりを見回せば、連休中の都内の公園だけあってギャラリーも多い。
プレーのしがいもあるってものです。

前半を0-0でおさえ、後半、Aチームのメンバーに入れ替わったあとも、
次男は続けてポジションにつき、後半10分ほどプレー。

ところが、なぜか後半になって相手チームのメンバーにスピードのある選手が出て来て、どんどんゴールを決められてしまいました。

「次男が下がったから決められちゃってる~」と母ちゃんが言ったら、
「違うよ! 後半9番と14番の子が出てきてから、やられちゃってるんだよ」と父ちゃん。

結局、大差をつけられて負け。

「なんで、向こうのチームも後半のほうが強かったのかな? 
この試合はサブメンバーを先に出すことになってんのかな?」って父ちゃん。まさか。

「たまたまでしょ」

母ちゃんは次男が試合に出ていたことで大満足なんです。

夕方、ヘトヘトで帰宅した次男。

「このところ負けてばっかりだけど、Sコーチ、なんて言ってる?」と父ちゃん。

「強いチームにあたっているから、負けるのは仕方ない。でも、だからこそ1回1回の試合でいろいろなことに挑戦してみよう、って」

へえ、コーチいいこと言うなぁ。
コーチも挑戦してBチームでやらせてくれたのかな?
母ちゃんも次男に聞いてみました。

「今日、キャプテンマークしてたじゃない。どうしたの?」

「キャプテンマークするとプレーがよくなるから。何もしないで出ると、オレどうしてもAチームメンバーに頼っちゃうわけ。あれつけてると、オレががんばらなきゃって気持ちになるから」

へぇ~! つけさせられた、のではなく、自分からつけたんだ。

これまではBチームのキャプテンというだけでぐったりしていた次男。
自分で責任をとるようなマネは絶対に避けるタイプでした。

それが、気合いを入れるために自分からキャプテンマークつけるなんて。

「強いチームとの試合だから、いろんなことに挑戦しよう」精神、少しずつ実行できているじゃないの。

言い訳ばっかりしていた次男が、自分から巻いたキャプテンマーク。
母ちゃんには成長の証に見えたんだな。

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