“走る医学博士”田中宏暁先生(福岡大学スポーツ科学部教授)に聞く!歩くスピードで走る『スロージョギング』の秘密とは?

2013年05月29日

コラム

走り始める前に3つのポイントをおさえよう
 ゆっくり走ろうというと「ぐらぐら安定しないので走りにくい」「すぐにヒザにきてしまう」などと思う人もいるかもしれません。実はゆっくりラクに走るためには、いくつかの大事なポイントがあります。コツを知らずに走ると、足を痛める危険もあります。ゆっくり・ラクに・安全に走るために、3つのポイントをおさえましょう。

 

【ポイント1】着地を意識する

 走るときの着地に注目してみましょう。スロージョギングでは、足の指の付け根で着地する「フォアフット着地」をすすめています。これはアキレス腱をうまくバネにして衝撃を吸収する走り方なので、足腰への負担があまりかかりません。
 試しにその場でジャンプしてみてください。足裏のどこが最初に地面に着くでしょうか? 足の指の付け根あたりで着地しているはずです。
 実は走るときも同じで、フォアフット着地は、人間にとって最も自然でケガをしにくい走り方です。フォアフット着地なら、体重が重い人でも安全に走ることができます。

 

フォアフット着地を感じてみよう!

 その場で軽くジャンプしてみましょう。足裏の前方、指の付け根あたりで着地しているはずです。フォアフット着地で足がバネのように働くことを体感しましょう。足の指の付け根あたりで着地するとバネが効くので、少ない衝撃でラクに走れます。

 

 

 続いて、その場で足踏みしてみてください。ジャンプのときと同じで、足裏の前の部分が先に着くはずです。フォアフット着地なら、衝撃が吸収されて自然に足が上がります

 

 

 

 

かかと着地になっていないかチェック!

 一方で、多くの人がやりがちなのが「かかと着地」。かかとから地面に着くと足への衝撃が大きくなり、ケガにもつながりやすくなってしまいます。また、かかと着地は重心より前に足を着きがちなので、ブレーキがかかって効率が悪い走りになってしまいます。

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