サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第32回 父ちゃんのサポーターデビュー!」

2013年11月14日

コラム

秋たけなわとなったある休日。
父ちゃんが朝からそわそわしています。

「どうしようかな、選手権予選、観に行こうかな」

「行ってきたら。天気もいいし。私は仕事があるから行かないけど……」

もちろん、3年生トップチームの試合です。長男は応援団。
父ちゃんたら、昔は、息子が出てない試合なんて興味ないや、という感じだったのに。

「こないだ懇談会で『息子さんだけでなく、学校のチームを応援してください!』って監督も言ってたしさ」

「息子よりトップチームに夢中になっちゃうお父さんって多いんだよー。Tのお父さんとか」

ジュニアユースで一緒だったTのお父さんは、完全にトップチームのサポーター状態!

同じくサッカー部に所属する息子の試合は見に行かなくても、
トップチームの試合は観に行き、家では、過去の試合ビデオの決勝点シーンを再生しているんだとか。

Tママがあきれてたっけ…。

友達のダンナさんにもそういうお父さんがいます。

息子さんはテニス部なのに、高校のラグビー部が強いので、
ダンナさんはラグビーの試合は欠かさず観に行き、
ラグビー部の子のツイッターまでフォローして、
「〇〇君、今どこそこにいるみたいだよ」なんて細かい情報までチェックしているらしい。

友達は「お父さんは息子のテニスの試合は観に行ったことないのに」って!

そういうの、お母さんにとっては不可解なんですけど、
息子はおいといて、トップチームサポーターになるお父さんって、
けっこう多いみたいなんですよね。

「父ちゃんもトップチームに夢中になって、長男のことどうでもよくなったりして」

「ならないよー。あいつも3年になればメンバーに入れる可能性もあるし、先輩のプレーも見ておかないとってこと」

出かけていきました。

母ちゃんは仕事しながら、ツイッターをたよりに試合状況をチェック。

どうやら、先制点をとったあとも、追加点を入れ続け、完勝だったみたい。
天気もよかったし、さぞや盛り上がったことでしょう!

昼過ぎ、戻ってきた父ちゃん。

「勝ったんだよ!」

「どう、盛り上がってた?」

「盛り上がった盛り上がった。最初はオレも、こっそり大人しくして、どっちの学校側でもないふりして見てたんだけどさ。後半の追加点のときは、みんなと一緒に声あげて、こんなかっこで『ヤッター!』ってガッツポーツしてた!!」

さっそくパンフレットを取り出し、トーナメントに勝ち進んだ線を入れる父ちゃん。

すっかり夢中になってるぅ!!!

そして次の試合の日……。
観に行く気まんまんだった父ちゃんですが、
仕事で疲れ気味で、行くか行かないかずっと迷っていました。
結局行くのをやめ、家で休んでいたのです。

頃合いを見て、ツイッターで試合状況を確認していましたが、結果は負け。残念。

「あーっ、オレが観に行かなかったからだぁ……。チクショー!」

うなだれる父ちゃん。

ウーン。自分が観に行かなかったら負けるっていうこの強迫観念って、
すっかりサポーターのそれではないですか。

しかし、それにしても、息子のがんばりを見るのも楽しいけど、
学校チームの応援して一喜一憂するのも、また、いいものなんですね。

よし。
長男は出ないだろうけど、来年はきっちり応援しに行きましょう!

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