コレならできる!サッカーと勉強の両立 小学生サッカー選手こそ家庭学習で勝負する【後編】

2013年12月05日

コラム

サッカーに夢中な子の勉強メソッド

サッカーに夢中で、勉強がお留守になっているならば、まず、国語と算数の基礎固めにつきます。それぞれの方法でチャレンジしてみてください。

<国語>
●漢字+言葉は頭を使って、ゲームのように覚える

 何回も何回も書いて漢字練習する子が多いのですが、それよりも、漢字を書いたカードを見せて、「1 回で覚えられるかな?」と集中させ、すぐにテストをする。そんなふうに、頭を使ったゲーム的漢字練習が効果的です。兄弟で競争しても面白いし、親も難しい漢字で一緒にトライするのもいいと思います。また、親子の会話には、難しい言葉を織りまぜながら話すと国語力もアップします。

●問題集より教科書で読解力をあげる

 短い文章を読ませる読解力の問題集をやらせなければと思いがちですが、これは文章を読むのが苦手な子にとっては相当難しい、レベルの高いものです。まずは、 教科書を読んで内容を理解することから始めましょう。最初は親子で読む。そしてディスカッションする。さらに文章の内容を図式化して、物語の流れを自分でまとめること。小学校のうちはまず文章に慣れさせることを第一に、自分が興味を持てる本を、ゆっくり理解しながら読んでいくことが大事です。

<算数>
●子どもの理解度で違う算数の勉強法

 苦手意識があるのなら、まずは分数の計算や小数のかけ算・わり算、割合(百分率や歩合)など、算数の根底になっている分野の理解度をチェックすることをおすすめします。こうした基礎的な勉強は、家で問題集やドリルをやるなどしてフォローする必要があります。ある程度授業を理解している子の場合は、授業の内容を子どもに説明させる「ユダヤ式学習法」がおすすめです。

 学校の授業がまったくわからない、ついていけていない場合は、家庭だけで対処するのは難しくなります。この場合は、一時的にマンツーマンの塾や、家庭教師を頼むのがベストです。個人指導でなくても、レベルに合わせて基礎勉強をやりなおせるタイプの塾などもいいでしょう。こうして算数の基礎が身についてくれば、自宅で問題集やドリルを使い、解説を読むなどして自力で問題がとけるようになります。つまり、学力アップの土台ができるのです。


プロフィール
坂本七郎(さかもと しちろう)

ドリームエデュケーション代表。日本で唯一の家庭学習指導の専門家。セミナー開催、保護者向けメールマガジン(読者数12,000 人)の発行、オリジナル学習メソッドの普及を通じて、日本全国の小中学生の学力向上をサポートしている。著書に『わが子の学力がグングン伸びる ユダヤ式学習法』(大和出版)などがある。
ドリームエデュケーション公式HP http://dreameducation.net/

 


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