知っておけばひと安心! 子どもの喘息攻略法【後編】

2013年12月22日

コラム

ドイツの岡崎慎司選手も喘息持ち!

 どうしても次の試合に出たい。レギュラーの座をつかみたい。喘息を持っている子どもが喘息を言い訳にせず、ギリギリまでがんばってしまう場合もある。中村先生は「やれる範囲はがんばってしまって構わない」と前向きな姿勢を薦める。

 「喘息が軽症と判断されたら、健康児と差別する必要はありません。しかし、最初は症状が軽くて、だんだんと重くなる人もいます。その逆もある。症状によって、治療方法を変えていけばいいのです。長い期間で喘息とうまく付き合い、コントロールしていく必要があります」

 サッカー日本代表で活躍する岡崎慎司選手は、二十歳を過ぎて発症した喘息とうまく付き合いながら、今もトッププレーヤーとして多くのファンを魅了している。スピードスケートで長野オリンピック金メダリストに輝いた清水宏保さんも喘息だったという話は有名だ。

 「喘息はうまくコントロールしていれば、オリンピックで金メダルも獲れる病気です。重要なのは、医者と相談をしながら、日常生活から喘息とよく向き合うこと。そして、冬場は運動誘発性喘息に注意すること。大丈夫です。運動はいくらでもできますよ」

 さあ、喘息とうまく付き合って、思う存分、サッカーを楽しもう!

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