【第3回 びわ湖カップ なでしこサッカー大会(U-12)】大会レポート
2014年02月10日
大会情報仙台若林FC Face(宮城県)が初優勝!!

「第3回 びわ湖カップ なでしこサッカー大会(U-12)」が2月8日、9日の2日間、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園で開催された。25都道府県から32チームが参加した今大会は8日に8つのグループに分かれてリーグ戦3試合を消化。最終日の9日は各グループの1~4位ごとのトーナメント形式でそれぞれの頂点を争った。
大会の開会宣言を行ったなでしこジャパンの望月聡前ヘッドコーチが、「この大会は自分より巧い子や大きい子など全国から様々な少女が集まる非日常の場。サッカーが巧くなりたい子たちばかりで、刺激になり、大きく成長するチャンスの大会だと思う」と期待した通り、上位を目指して各チーム、前日の大雪が残る悪コンディションに負けじと好プレーを披露。1位グループのベスト4には北摂ガールズ(兵庫県)、バディフットボールクラブ(東京都)、仙台若林FC Face(宮城県)、諫早ミニーズFC(長崎県)が名を連ねた。
準決勝も僅差の試合が続いたここまで通り、バディフットボールクラブが前半に奪ったゴールを守りきり、北摂ガールズに1対0で勝利。仙台若林FCと諫早ミニーズFCの一戦は15分ハーフで決着が着かず、PK戦に突入。仙台若林FCが2対1で勝利を掴んだ。
決勝は拮抗した状況が続く中、前半終了間際にバディフットボールクラブがチャンスを作るも、ここまで無失点で勝ち上がってきた仙台若林FCの守備陣が集中を保ち、対処する。エンドが変わった後半2分、今度は仙台若林FCがチャンスを演出し、FW大久保希望さんがゴール前、フリーでシュートを狙ったが、GK西尾彩花さんのファインセーブに防がれてしまう。その後も、互いに譲らないままPK戦に突入すると、FWからGKに移った仙台若林FCの大久保さんが相手4本目のキックを読み通りストップ。0対0(PK4対3)でバディフットボールクラブを下し、女王の座を掴んだ。
勝利の瞬間、選手と共に涙を流した長内孝次監督は「57歳のジジイが泣かされるとは思わなかった。ここまでやってこられるとは思っていなかったので、彼女たちを褒めたい」とコメント。
なお、大会優秀選手には仙台若林FCの攻撃を牽引したMF及川莉子さんが選ばれた。
(文・写真●森田将義)
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