【第38回全日本少年サッカー大会】栃木県大会 決勝フォトレポート&結果 「栃木SCジュニアが意地の逆転勝利で4連覇を達成!!」

2014年06月16日

大会情報

栃木SCジュニアが意地の逆転勝利で4連覇を達成!!

2014全少栃木009

(文・写真●大塚秀毅)

「第38回全日本少年サッカー大会 栃木県大会」のトーナメントを勝ち上がってきたのは、栃木SCジュニア(以下、栃木)と、ともぞうサッカークラブ(以下、ともぞう)。大会3連覇中の栃木に、ライバル関係にあるともぞうが挑む。その構図は、早々に崩れた。

ともぞうが立ち上がりに決定機を作り、試合の流れを掌握。久永瑠音くんのドリブル突破が冴え渡り、栃木の守備陣は必死に抵抗するも、その勢いをファウルでしか阻止できない。サイドから切り崩され、FKを与え続けた栃木は、精度の高いキックで何度もゴールを脅かされる。クロスバーやポストに救われ、挽回する機会は十分にあったが、ペースをつかめないまま試合は進み、ついに前半のアディショナルタイムに被弾。喫した失点は、何度もピンチを迎えていたFKのセカンドボールからだった。

リードして後半を迎えたともぞうだが、絶好機をものにできない。対照的に、栃木は前線の吉野陽翔くんにボールが収まるようになり、給水後に程なく吉野くんが抜け出して試合を振り出しに戻す。ゴールで息を吹き返した栃木は畳みかけ、延長が見え始めた時間帯に再び吉野くんが貴重な逆転弾。「諦めるな!」。ハーフタイムに金澤祐介監督が飛ばした檄が奏功し、全国大会への挑戦権を手に入れた。

■栃木SCジュニア 金澤祐介監督のコメント
0-1で負けていたので、(ハーフタイムに)「勝つためにどうする?」と選手に問い掛けました。選手たちは「1点を取りたい」「攻めないといけない」と言ったので、1点を取るために攻めなさいと。暑くて苦しいけど、相手を追い越して行かないといけないよ、と確認もしました。(試合終了後には)諦めずに勇気を持ってプレーしてくれたので、「ありがとう」、「おめでとう」、「よく頑張った」と、声を掛けました。「やればできる」ということを体験させてあげることができました。

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