【第38回全日本少年サッカー大会】北海道大会 決勝フォトレポート&大会結果「息詰まる攻防を制した、SSS札幌サッカースクールAが2年ぶり3度目の優勝!」
2014年06月30日
大会情報息詰まる攻防を制した、SSS札幌サッカースクールAが2年ぶり3度目の優勝!
(文・写真●新田一寛)
「第38回全日本少年サッカー大会 北海道大会」は6月29日(日)、空知管内滝川市の空知川河川敷サッカー場で決勝が行われた。SSS札幌サッカースクールA(以下、SSS)とFC DATE少年団RED(以下、DATE)の一戦は一昨年、36回大会の決勝と同一カード。双方譲らぬ攻防を繰り返す、北海道の頂点を決めるに相応しい戦いとなった。
ピッチには、DATEゴールからSSSゴール方向に強い風が吹く中で、正午キックオフ。向かい風を切り裂くように、積極的にゴールを狙ったSSSだが相手DFに阻まれフィニッシュは遠い。一方、風上に立ったDATEは堅守からのカウンターでSSSの倍以上のシュートを放った。しかし、得点に結びつかず、スコアレスで前半が終了。
後半に入り、強風を背にしたSSSは9分。DF菅野紘希くんがバイタルエリア中央でドリブル突破を狙い、相手DFと交錯。その脇を駆けあがるMF北周太郎くんが、こぼれ球をDATEゴールにシュートし、先制。拮抗した試合の主導権を大きく手繰り寄せた。
息詰まる攻防の中でDATEは1点の重圧に負けず、試合を振り出しに戻そうと攻め続けるが、要所を前にインターセプトされ、目の前のゴールにあと一歩届かず、試合終了。一昨年同様、軍配の上がったSSSが2年ぶり3度目の優勝、全国出場を決めた。
試合を決めた先制点をたたき出した北くんは「外してもいいと考え、思い切って放った」と会心の笑み。主将の露本賢秦くんは「今大会でも心がけた ”かかわるプレー“ を大切に、全国で頑張りたい」と笑い、保護者らに手を振りながら大会中の声援に感謝していた。
■SSS札幌サッカースクールA 鈴木政裕監督のコメント
FC DATEは前評判以上に粘り強い対戦相手でした。ピッチコンディションがあまり良くない状態の中、自分たちがやりたいサッカーができなくても粘り強く、我慢強くプレーしようと、試合に臨みました。昨秋のチビリンピック道大会に敗れた悔しさを選手が肯定的に捉え、取り組んできた練習の成果が今、この大会で発揮することができました。必ずしも突出した選手はいませんが、チームワークはとても良いのが強みです。ゴール前でのアイデアや守備との連動をあらためて磨き直して、2年ぶりの全国大会を1戦1戦大切に臨みたいですね。
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