受験化するサッカー。伝統ある町クラブから見る小・中学生の理想像とは
2015年07月23日
育成/環境子どもにとって一番良い道を考える
――6年生や中学3年生になれば、学校という枠の進路はもちろん、サッカーの進路も真剣に考える時期です。
うちは入団するときにはっきり伝えます。「本音はうちのジュニアユース、ユース、トップでプレーを続けてほしい」と。基本的には残ってほしいですよ。でも、よそのクラブに移ることに関して「NO」と絶対に言わない。子どもにとって一番ええ道を考えたいから。
だから、親御さんには高校にしてもクラブにしても迷ったら相談して、って伝えてる。長いことやってるから大概のことは知ってるし、私が思ってることを正直に答えています。いまだに特待生で入学してケガしたら「辞めろ」っていう高校もありますから。子どもは試合に出場したいからレギュラーになれるクラブに移りたい子もいるでしょ。
――枚方FCは「文武両道」をうたわれています。学業の面で子どもにはどういう指導をされているのですか?
何も特別なことはしていません。ホームページに記載があるのは、サッカー漬けにしたくないからです。うちも毎日練習をしているわけじゃないから、その時間を利用して塾に行くなら行って下さいと。むしろ、両方やりましょうよと思っています。
そうすれば、ちゃんと勉強もやらなあかんと伝わるでしょう。そもそもサッカーも勉強も両立するのが前提やと言うてるんです。
だから、すべてのコーチが学業についても子どもに指導しているとかは一切ない。コーチによっては通信簿を見せえ、と要求しているかもわからんけど、そこは子どもへの指導と同様にそのコーチなりのやり方で自由にやってもらってます。
一歩間違ったらうちはサッカーのエリート教育をしているクラブだと勘違いされる。そうならんように書いているだけです。
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