受験化するサッカー。伝統ある町クラブから見る小・中学生の理想像とは
2015年07月23日
育成/環境「文武両道」の本当の意味
――今回は「四種の理想」がテーマです。ジュニアユースから自分の進路を見つめる時期になります。そこには四種や三種での指導方針がかかわります。枚方FCのそれぞれの方針を教えて下さい。
四種は、まずサッカーを好きになってもらうことから始めます。4年生ぐらいからしっかり技術を身につけさせるように指導する。うちはクラブの先輩が教えるからお兄ちゃんみたいなものやから。
中学生になると、技術、戦術を使う場面が増えてくるから競技性が増す。だから、三種についての方針は少し曖昧で方向性を悩んでいるところです。競技性が増せば当然ながら選手にとっての自由度が減っていきますからね。
――三種で競技性が上がる分、四種で習得してほしいものもあると思います。
ほんまに基本的なことですよ。止める・蹴る、顔を上げる。ただ、ここは強調しときたい。前に向かうこと。最近は、小学生にもきっちりしたパスサッカーをやらすでしょ。でも、パスをつなげばつなぐほど判断は身につかない。サッカーの基本はボールを持ったらゴールに対して前進すること。その気持ちが大事。
だから、目の前に敵がいれば、一人は絶対に抜けるという気持ちを持っておいてほしい。バルサのサッカーが注目されてるけど、あのスタイルをやるために小学生のときからあのサッカーをやったらあかんよと声を大にして言いたいよね。
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