思春期に変身する子どもの“ありのまま”から逃げない
2015年10月31日
コラム思春期を迎える子どもが、ホッとする親になるためにはどうすれば良いのか。今回は『思春期の子のこころがわからなくなったときに読む本』の著者である渡辺久子さん(児童精神科医)の言葉を一部抜粋して紹介します。
(著●渡辺久子(児童精神科医) 写真●Getty Images)
『思春期の子のこころがわからなくなったときに読む本』より一部転載
思春期に変身する子どもの“ありのまま”から逃げない
人生の時間には、時計や暦上の時間である「客観的時間」と人の心の中の時間である「主観的時間」があります。子どもはわくわくを感じられる「主観的時間」の中で生きています。人生を豊かに生きるためには、この時期に好きなことを見つけ、夢中になることが必要なのです。子どもの心を育てることを一番に大切にし、子どもの感性を守り、主観的時間を尊重することが、子どもの心の発達に何よりも重要になってきます。
最近では、親に認めてもらえなかった子どもが自分を認めることができないまま、大人になっているケースも増えています。親に十分甘えたり、集団の中で遊んだ経験のない子どもは、人との距離感がわからない未熟な大人になっていきます。
そうならないためにも、親は子どもの変化から逃げることなく、子どもが安心して好きなことができる環境を整えてあげてください。
家族にありのままの自分を受け入れてもらえた子どもは、人への信頼と自己肯定感を持った大人に育つことができます。家族であたかかな時間を過ごすことが、思春期の子どもにとって、重要なことだということを覚えておきましょう。
<関連リンク>
・思春期の子育ては親子の関わりをみなおす時期
プロフィール
著者:
渡辺久子
児童精神科医。1984年、東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同小児科助手、同精神科助手、小児療育相談センター、横浜市民病院神経科医長を経て、ロンドンのタビストック・クリニック臨床研究員として留学し、精神分析と乳幼児精神医学を学ぶ。2014年に世界乳幼児精神保健学会賞を受賞する。
【商品名】思春期の子のこころがわからなくなったときに読む本
【発行】株式会社カンゼン
【著者】渡辺久子(児童精神科医)
四六判/176ページ
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