“こだわり”を持った守備で持ち味発揮した FC PROUD U-12、都大会を制し初の全国大会出場!
2016年06月20日
バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会“こだわり”を持った守備で持ち味発揮した FC PROUD U-12、都大会を制し初の全国大会出場!
6月18日(土)、「バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会 東京都大会」の決勝が、墨田区総合体育館(東京都墨田区)であり、FC PROUD U-12がFC BONOS MEGUROを3-0で下し、東京都大会初優勝を飾った。
文・写真●高橋大地(ジュニサカ編集部)
「バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会」、東京都代表を決する舞台となったのは2010年4月にリニューアルオープンし、2014年から日本フットサルリーグ(Fリーグ)に所属するフウガドールすみだのホームアリーナとしても使用される墨田区総合体育館。そんな立派な施設で行われた2次ラウンドを勝ち抜き、決勝戦までたどり着いたのは、FC PROUD U-12(以下、プラウド)とFC BONOS MEGURO(以下、ボノス)だった。
決勝戦は、両チームとも積極的にピヴォ(最前線の選手)の足元にボールをいれ攻撃を組み立てていたが、両チームのゴールキーパーが安定したプレーでゴールマウスを死守した。
両チームGKの好守で膠着した試合が動いたのは前半7分のこと。プラウド9番・鷹取駿也くんが前線で素早くボールを奪い、最後はゴールキーパーをかわして落ち着いてゴールネットを揺らした。「高い位置でボールを奪うことは普段から意識してやっている」と話すのはプラウド・南里雅也監督。まさにその意識が実を結んだ先制点だった。
プラウド1点リードで迎えた後半、なんとか同点ゴールを奪いたいボノスは攻勢に出たが、前半同様に安定したキャッチングを見せるプラウドGK平野伊吹くんの牙城を崩すことができない。
すると後半7分、サイドでボールを受けたプラウドのキャプテン・向野錬くんがサイドでディフェンダー2人を引きつけ、浮き球のパスを選択。「錬くんのパスを決めるだけだった」と、フリーで待っていた15番・佐藤瑠河くんが大きな追加点を奪い、ボノスを突き放した。その2分後、今度は佐藤くんのパスに抜け出した向野くんが「助走なしで蹴れるし、キーパーのタイミングを外せるので普段のサッカーでもよく使う」という、つま先でのゴールをあげ、試合を決定づける3点目を奪った。その後も最後まで集中を切らさず、チームとして安定したゲーム運びを見せたプラウドが東京都大会初優勝を飾った。
プラウドのスタイルを体現する、貴重な先制点を奪った鷹取くんは「全国大会では、もっとゴールや守備でチームに貢献したい」と、初の全国大会に向けて興奮気味に意気込んだ。
■優勝 FCプラウド 南里雅也監督のコメント
(バーモントカップまでに)体育館で練習することが1回もできず、先週の決勝大会からぶっつけ本番という感じだったんですが、普段からサッカーの状況判断や守備の部分を意識してきたので、フットサルになっても柔軟性高くプレーできたと思います。特に、大会を通じて失点が少なかったので、今こだわりを持って取り組んでいる、1vs1でボールを奪い切る部分とか、高い位置からボールを奪いにいくという守備の部分がうまくいったと思います。
(決勝戦は)ボノスさんも非常にフィジカルが強く、対人では非常に苦しい場面はありましたが、素早いプレスと速いボール運びのフットサルを心がけました。
(全国大会への意気込み)初めての舞台で、自分たちの『判断の速いサッカー』とボールを動かせるというところを全面に押し出せるよう、トレーニングして全国でひとつでも多く勝てるように頑張りたいです。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- ポジションが変わらない息子
- 2013年度 ナショナルトレセンU-14 後期の開催概要および参加メンバー発表
- 頭と体を同時に鍛えるアジリズムトレーニングの基本
- 本日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016』開幕! 最注目FCバルセロナの前日練習の様子をレポート!
- 『ダノンネーションズカップ2018 in JAPAN』予選リーグ結果
- 子どもは寝ないと育たない? 再認識したい「睡眠」の重要性
- 「運動科学」の第一人者が解く、日本代表選手の身体意識――日本サッカー界に大きな希望あり
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!
- 山口育成担当技術委員長に聞く! リーグ戦の推進は四種年代のサッカーをどう変えるか?