悲劇を繰り返さないために――。インターハイベスト16の強豪・大阪学院大学高校の選手権予選棄権の真相
2016年11月07日
コラム大阪の強豪、大阪学院大学高校が高校サッカー選手権予選の開会式の参加人数が足りず、棄権扱いとなった。同校は今夏のインターハイの大阪代表校だけに棄権は大きな話題となったが、学院側が緘口令を敷いたため、事の全容は明らかになっていない。悲劇を繰り返さないためにこの問題にどのように向き合うべきか。本日発売の『フットボール批評issue14』から一部抜粋して紹介する。
(文●栗田シメイ)
フットボール批評issue14』より一部転載
なぜ悲劇は起きたのか
一般紙やテレビでも大々的に報道された、大阪学院大学高校サッカー部の選手権予選〝棄権〟問題。同校は今春のインターハイ予選で大阪府大会を制し、全国でもベスト16位の成績を残した強豪校だ。今回の選手権予選でも上位進出が見込まれていただけに、その余波は多岐に渡った。
だが、大阪学院大学高校側からメディアに対して緘口令を敷いていたこともあり、その詳細はなかなか伝わっていないのが現実だろう。ネット上では「大会規定である7名の参加を確認した」との声もあり、実際の開会式当日の様子や、棄権に至るまでの経緯は不透明な部分も多い。なぜ今回の騒動は起きたのか? また、高体連側はどう捉えているのか?
「プレイヤーズ・ファースト」の精神を尊重し、再発防止のために必要なことは何か? サッカー関係者に求められるのは、未来ある高校生の可能性を狭めないためにも、この問題を風化するのではなく、明日は我が身との危機感を持ち、深く胸に刻む姿勢ではないか。関係者の声から問題の全貌を紐解いていく。
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