FCリヴェントU-12が「練習通り」のセットプレーからあげたゴールを守りきり“創部2年”で初優勝/第40回全日本少年サッカー大会 愛媛県大会

2016年11月28日

大会情報

創部2年目のFCリヴェントが初優勝

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(文・写真●西田泰輔)

 11月27日(日)、松山市の愛媛県総合運動公園球技場にて「第40回全日本少年サッカー大会 愛媛県大会」の決勝が開催され、FCリヴェントU-12(以下、リヴェント)が1-0で久枝サッカースポーツ少年団(以下、久枝)を下し、創部2年目で初の全国大会の切符を手にした。

 準決勝で昨年度の覇者FC今治U-12をPK戦の末に下したリヴェントU-12と久枝が相まみえた決勝戦。この日は、朝から天候が悪く冷たい雨の中でキックオフをむかえた。

 両チームともに攻守の切り替えが速く、厳しいプレッシャーを受けながらも、しっかりとボールをコントロールして攻撃のかたちを作ってみせる。特にリヴェントは、序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。ピッチを広く使いながら、スピーディーにボールを繋いで相手ゴールに迫っていった。しかしお互いに最後のところで崩すことができず、前半を0-0で折り返した。

 試合が動いたのが0-0のままで迎えた後半28分。貴重な先制点を奪ったのはリヴェントだった。「いつも練習でやっていることだったので、狙ってシュートを打つことが出来ました」と、7番・橋田樹くんが試合後に語ってくれた通り、8番・大藤廉斗くんの放ったコーナーキックのボールを橋田くんが技ありのシュートを見せ、ゴールネットを揺らした。

 先制された久枝だったが、反撃に出る。久枝のキャプテンで10番を背負う門屋和航くんが攻撃の起点となってリヴェントゴールを脅かすが、リヴェントのGKの酒井真想くんのファインセーブや、DF陣が奮起し、久枝は最後のところで崩すことができず、タイムアップ。

 優勝を決めたリヴェントの香川毅志監督は「一番は子どもたちがタフに戦ってくれた。今までが厳しい戦いばっかりだったので、雨の影響で悪くなったピッチ状態だったり、プレッシャーに負けている子たちもいた。その中でもサブメンバーの子たちがいつも以上の力を発揮してくれたので、チームが助けられた。今回チームが優勝できた一番の理由です」と、振り返ってくれた。

 また、香川監督は全国大会に向けては「愛媛で勝つことが目標ではなく、全国に出ても愛媛県のチームが勝てるチームをつくりたいと思ってるので、一つでも多く勝ちたいと思います」と意気込んだ。

 創部2年目ながら全国大会出場の快挙を成し遂げたFCリヴェントU-12。全国ではどんなプレーを見せてくれるのか、彼らの活躍に期待したい。

■FCリヴェントU-12 キャプテン・ 檜谷隼雲くんのコメント
監督やコーチ、みんなこのタイトルを獲りたかったので、気持ちが大事だと言ってみんなを盛り上げました。全国大会ではどんな勝ちかたでもいいから、勝ちにこだわりたいです。出場する以上優勝したいです。

■FCリヴェントU-12 7番・橋田樹くんのコメント
檜谷くんとの連携でうまくいき、いつもの練習通りにできてシュートが打てました。全日では初得点だったのでとても嬉しいです。全国で勝つことがチームの目標なので、まずは1勝したいです。

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