指導者なら知っておきたい『GK指導』のいろは。GKが習得すべき15の技術トレーニング
2017年01月11日
コラム『18歳で日本一のGK』になるためにジュニア年代で磨いておきたい技術
私が指導する湘南ベルマーレのGKたちには、このような言葉をかけています。
「13歳で日本一になる必要はない。最終的に、18歳で日本一のGKになればいい」
前述した15テーマの技術を身につけるには最低でも4~5年の時間がかかります。日本ではGKの本格的な専門指導を13歳から受けることが多い。スペインは8歳から始めるから4年もの差があります。
正直、私が担当する13歳の選手たちも、まずは技術面の修正から手をつけるのでもどかしく思うことが多々あります。子どもたちが最も吸収できる小学生の間に、正しい技術を教えられる指導者がいれば、と。
フィールドと同様、GKもカテゴリーによって適切な育成プランがあります。
1.基本技術
2.プレー理解(ミーティング)
3.神経系の強化
4.判断力の習得
5.チームとのプレー
6.少し複合的なトレーニング
【11~12歳のカテゴリー】
1.基本技術
2.技術(コーディネーション)
3.動作のスピード
4.爆発力(体の使い方)
5.チームとのプレー
6.ポジショニング
小学生のカテゴリーでは、私はこのように考えて子どもたちを指導しています。そのとき、日本の指導者が間違った練習をしている例を一つ挙げさせてもらいます。
小さいゴールを使っていませんか?
よく見かけるのですが、小学生の頃は小さいゴールを用いているのに、中学生になると本来の大きなゴールに戻っています。これは戦術的に間違ったプレーを誘発してしまいます。具体的に指摘すると、ポジションを高くとれなくなってしまいます。つまり、ゴール前に張り付いたままで前に出ることに恐怖心が生まれてしまいます。
ジョアン・ミレッ氏 監修『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座』2020/1/15発売!
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 東北トレセンU-13が開催!
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
- 【第39回全日本少年サッカー大会】山口県大会 決勝フォトレポート&大会結果「レノファ山口U-12が山口県大会制覇!5年ぶりに全国切符」
- 高校サッカーの名門、滝川第二高校の元監督が説く、育成哲学。『人の心を耕す』が発売!
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー