関東大会は東京都選抜SUMIREが埼玉県 U-12 TC選抜を下し優勝!!/決勝レポート
2017年03月07日
キヤノン ガールズ・エイト 第14回JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会(文・写真●山本浩之)
東京都選抜SUMIREがPK戦を制して優勝
3月4日(土)、5日(日)の2日間に渡り、茨城県ひたちなか市総合運動公園で「キヤノン ガールズ・エイト 第14回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」があり、決勝は東京都選抜SUMIRE(東京都第1代表)がスコアレスのままで突入したPK戦の末に、埼玉県 U-12 TC選抜(埼玉県第1代表)を破り優勝を飾った。
この大会は、関東8都県から24(栃木県:2、群馬県:2、埼玉県:4、千葉県:4、東京都:5、神奈川県:4、山梨県:1、茨城県:2)の小学6年女子トレセン選抜チームが参加。試合形式は8人制による36分間(12分×3ピリオド)で行われた。
第1ピリオドは、立ち上がりから個の仕かけが目立った両チーム。やがて東京都選抜SUMIRE(以下、東京SUMIRE)は、テンポよくパスがつながるようになると幾度となく好機をつくるが、埼玉県 U-12 TC選抜(以下、埼玉TC)はゴールマウスを守る1番・小河菜々さんがファインセーブをみせて得点に結びつけない。
第2ピリオドになると、大会規定により選手は総入れ替えとなる。すると今度は埼玉TCが攻勢にでるが、相手ゴール前でフリーの状態からシュートを放つも決めきれず、一方の東京SUMIREもラストパスを送ることができない。試合は攻守の切り替えが繰り返される展開となってきた。
最終の第3ピリオドになっても、この流れはつづいたが、徐々に埼玉TCがボールを持つ時間が長くなる。それでも東京SUMIREは固い守備をみせて埼玉TCに決定機を与えない。第3ピリオドも残り時間が半分(6分)となりエンドが変わると、東京SUMIREはフリーキックのチャンスを得るが、埼玉TCの人数をかけた守りを崩すことができず、結局、スコアレスのままで試合時間を終えた。
この大会は延長戦を行わないため、勝利チームはペナルティーキック方式(PK戦)により決定する。そのPK戦では両チームとも1人目のキッカーが決めたあと、先攻の埼玉TCは2人目がゴールならず、3人全員がゴールネットを揺らした東京SUMIREに軍配が上がった。
東京SUMIREの優勝で幕を閉じた「キヤノン ガールズ・エイト 第14回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」。日本サッカー協会では、小学生年代の集大成として、また中学生年代へのステップアップとして、小学6年生の女子選手の目標となるように位置づけている。そこで、優勝を決めた東京SUMIREでキャプテンを務めた15番・安積和季さんに、この大会を振り返ってもらった。
「(この大会は)試合数が多くて、きつかったけれど、みんなで優勝できたので、楽しかった! 思い出に残る大会になりました。だから小学生のサッカーの集大成になったと思います。中学に向けては、まだまだ『今は通過点』だとコーチも言っていたので、この優勝の経験をいかして、なでしこジャパンを目指して頑張っていきたいと思います」
安積さんはそう話すと、東京都選抜全5チームの選手たちの待つ、写真撮影の輪の中へと入っていった。その頃には、2日間の試合会場となったスポーツ広場に吹く風もすっかり冷たくなっていたが、それでもしばらくは選手たちの楽しそうな声と笑顔が芝生の広場いっぱいにひろがっていた。
■優勝 東京都選抜 SUMIRE長尾幸二監督のコメント
東京都からは(この大会に)5チーム出場していますが、その全てのチームが予選リーグを勝ち上がり、(予選リーグ上位12チームによる)決勝トーナメントに進むことができました。東京都のトレセン活動の成果が現れたのだと思います。とても嬉しいことですね。
決勝戦を振り返ってみると、準決勝から決勝までのインターバルが短いこともあって、疲れが残っているようでした。マイボールのときにかかわる人数が増やせず、攻撃に厚みを増すことが出来なかったのは、その影響でしょうね。東京の選手たちは、ボールを動かす、止める、という部分では高いレベルのものを持っているので、あとはシュートも含めてキックの質やプレッシャーを受けたときのアイデアですね。決勝のように相手が激しくプレッシャーをかけてきても、もっと周囲の状況を見て判断ができるようになると、よくなると思います。
この大会を通して振り返ってみると、出来ていると感じたことは多くありました。テクニカルな部分だったり、最終的にチャレンジする部分だったり、組み立てから入って最後は決めきるという部分ですね。決勝では決めきる部分に課題はありましたが、そこのアイデアは持っている子たちなので、これから(中学に進んで)11人制のサッカーでは、しっかりとやってくれると思います。(このトレセン活動での)達成感はあったと思います。特にこの学年の選手たちは、自信を持って次の世代に送り出してあげることができます。
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