リカバリーもトレーニングのうち! 疲労回復に効果的な入浴法と睡眠の関係を知ろう
2017年03月28日
コラムサッカーが上手くなるためには、日々練習をするしかありません。しかし、サッカーがうまくなりたいからといって毎日のように厳しい練習をこなしていれば疲労がたまります。疲労がたまればケガをしてしまうリスクが高まります。もし、本当にケガをしてしまったら上手くなるための練習ができなくなってしまうのです。つまり、サッカーを上達するうえでは、ケガをしないための日々のコンディショニングがカギとなってくるのです。そこで今回は、株式会社バスクリンで広報を務め“お風呂博士”と呼ばれる石川泰弘さんに、疲労回復に効果的な入浴方法を伺いました。
取材・文●高橋大地/ジュニサカ編集部 イラスト●須賀ハフリ
お風呂と睡眠はワンセット!
――お風呂に入るという行動は日々の疲れをとるという効果があると思いますが、実際入浴の仕方で疲労の回復度は変わるものですか?
疲れを取るという意味では入浴の仕方で全く変わってきます。“烏の行水”ではなく、しっかりと体温をあげることが大切です。また、疲労回復に必要な血液循環を良くさせるためにもある程度長く浸かったほうが良いでしょう。
――では、スポーツなどで練習が少しハードだった場合は長めの入浴が必要ですか?
そうですね。疲れているときは体中に栄養、酸素を運ばないといけないので、ある程度は長く浸かることをオススメします。
ただ、コンディションを見極めることも大切です。例えばケガなどで炎症をおこしている場合は、お風呂に入ってむやみに体を暖めるよりも、しっかりとアイシングしたほうが良いでしょう。
逆に試合前日などでコンディションを整えたいときは疲労の度合いにもよりますが、入浴時間は10分くらいで良いという場合もあります。
――疲労回復をするために入浴は重要な役割を担っているということですね。
人間、疲れていても気持ちが入ってしまうと体は動いてしまうんです。でも、そこで無理に動かしてしまうとその後のダメージも大きいんですよ。スポーツ選手であれば良い結果を出すために日常のコンディションをいかに良くしていくかは重要ですよね。
連戦や大会などで大切なことは常にコンディションを良い状態にしておくこと。日々の疲れをとるためには入浴だけでなく、『寝る』ということが大切になってきます。寝るためには、体温の変化率が重要で睡眠導入のためにも入浴は大事。つまり、お風呂と睡眠はワンセットなのです。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 東北トレセンU-13が開催!
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
- 効果的な練習メニューの考え方。トレーニングを構築するために必要な9つの要素とは【サッカービギナーコーチ養成講座】
- 試合前の食事の悩みを解決!運動前に食べてもOKなものとNGなものは?
- 今、指導者に何が求められているのか?サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性
- W杯アジア最終予選に参加する日本代表メンバー発表!アーセナル移籍の冨安も選出【日本代表選手の経歴】