『バーモントカップ』初の全国の舞台!福井県代表・高椋サッカースポーツ少年団が感じた全国との”差”
2017年08月19日
バーモントカップ第27回全日本少年フットサル大会全国のレベルの高さを痛感した
8月18日(金)に開幕した『バーモントカップ第27回全日本少年フットサル大会 全国決勝大会』。過去5年間の歴代優勝チームを振り返ってみると、第22回大会の鹿島アントラーズジュニア(茨城)を筆頭に江南南サッカー少年団(埼玉)、鹿島アントラーズつくばジュニア(茨城)というように関東のチームが三度優勝している。
※第25回大会がブリンカールFC(愛知)、第26回大会はセンアーノ神戸Jr(兵庫)。
それは『JA全農チビリンピック 小学生8人制サッカー大会』、『全日本少年サッカー大会』でも同じようなことが言える。このように、少年サッカーにおいては、”地方クラブ”が全国の舞台で結果を残すことが難しい現状がある。
福井県代表として初めてバーモントカップ全国決勝大会に出場をした高椋サッカースポーツ少年団も”地方クラブ”と”全国レベル”の”差”を痛感していたようだ。
初戦の大阪セントラルFC(大阪)に5-7、2戦目のASコーフ フットサル クラブ(山梨)には3-8で敗れ、グループステージ敗退が決定した高椋サッカー少年団(福井)を率いる高本隆監督は「全国のレベルの高さを痛感しました。福井県内では寄せが速いチームだと思っていたんですが、全国の舞台ではそれが全然通用しませんでした。ASコーフ フットサル クラブ(山梨)戦はスピード。大阪セントラルFC(大阪)戦は高さで負けましたね」と1日目の試合を振り返った。
キャプテンを務める、11番・久米田麻斗くんは「ドリブルで抜けなくて、パスも繋げなかった。相手の方がリズムの良いパス回しをしていて、たくさん失点してしまいました」。10番・畑遼河くんは「初めて全国大会に出場して上には上がいるんだなと感じました」と試合後に語っていた。
【写真左から取材に応じてくれた高本隆監督、11番・久米田麻斗くん、10番・畑遼河くん】
だが、通用していた部分ももちろんある。「インターセプト」をコンセプトに試合に臨んでいたという高椋サッカー少年団。前線から素早くプレスをかけ、ボールを奪いゴールに繋がったシーンが幾つか見られた。
福井県のような地方のクラブが全国大会で勝っていくためには何が必要なのか。高本監督は「遠征や交流戦のなかで東京や大阪、名古屋などの強豪チームと試合をしていかないと”地方クラブ”はレベルアップしていかない。あと、Jリーグクラブが”ある”か”ない”の差は大きいですね。福井にJチームがあれば、強くなっていくと思います」と話す。
2連敗を喫し、グループリーグ敗退が決定した高椋サッカースポーツ少年団だったが、本日行われた最終戦では、キックスFC(長崎)を相手に6-2で勝利を飾りバーモントカップ初の全国大会で初勝利を手にした。
次の全国の舞台は12月――。全日本少年サッカー大会である。高椋サッカースポーツ少年団をはじめとする”地方クラブ”の躍進を期待したい。
取材・写真・文●中澤捺生/ジュニサカ編集部
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