“春の日本一”との激闘!! 大宮アルディージャが江南南を下し全国大会出場を決める/第41回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会

2017年11月20日

大会情報

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文・写真●中澤捺生/ジュニサカ編集部

大宮が”春の日本一”との激闘を制す!!

 11月19日(日)、埼玉スタジアム 第2グラウンドにて『第41回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会』決勝戦が行われ、大宮アルディージャジュニア(以下、大宮)が江南南サッカー少年団(以下、江南南)を2-1で下し、全国大会への出場を決めた。

 準決勝は、今年5月に行われた『JA全農杯チビリンピック2017小学生8人制サッカー』で日本一に輝いた江南南が4得点を奪いダイナモ川越東FCに快勝。もう一方の試合では前半早々の得点を守り抜いた大宮がレジスタFCを下し、ファイナルへ勝ち進んだ。

 全国大会出場を懸けた一戦は晴れ間が広がる良好なコンディションの中、キックオフを迎えた。試合は開始早々に動く。1分、大宮が右CKを獲得すると、柔らかく上がったボールに4番・市原吏音くんが鮮やかなダイビングヘッド。ボールはゴール右隅に突き刺さった。「足でシュートを打つつもりでしたが、反射的に頭でいきました。狙い通りのコースへ飛んで行ったのでよかったです」試合後、先制シーンを振り返ってくれた。
 
 準決勝に引き続き前半早々にゴールを奪った大宮がその後も主導権を握る展開に。他の選手に比べ、身長が頭一つ分抜けている4番・市原くんと14番・真壁拓海くんがCKから何度も江南南ゴールに襲い掛かる。

 勢いに乗った大宮は10分に追加点を挙げた。左サイドでボールを持った大宮10番・種田陽くんがドリブルで3人をかわしペナルティーエリア内に侵入。「颯くん(大宮9番・石川颯くん)がファーに居たので、ニアに走り込みました。陽くんからいいボールがきたので上手くあわせるだけでした」と、話す古川大洋くんが左足のダイレクトでゴールに蹴り込んだ。

 スコアを2-0とした大宮は18分、左CKを獲得。14番・真壁くんがヘディングシュートを放つもボールは右ポストに直撃。ゴール右に外れ、試合を決定づけることができなかった。ここまで、チャンスを作らせてもらえなかった江南南だったが、前半終了間際に1点を返すことに成功する。前半途中から入った11番・小高海翔くんのロングスローから6番・為谷永渡くんが体でねじ込んだ。

 後半は得点を奪った勢いそのままに、江南南が早々から積極的な入りを見せる。21分、4番・馬場哲史くんが右サイドから中に切り込み左足で鋭いシュートを放ち惜しいチャンスを作る。その後も、得点の起点となった11番・小高くんのロングスローを中心に攻め立てるものの、背丈のある大宮DF陣がヘディングで跳ね返すシーンが続く。

 ロングスローだけでなく、『JA全農杯チビリンピック2017小学生8人制サッカー』で7得点を奪い江南南を”全国制覇”へと導いた立役者、9番・木村建貴くんも積極的なドリブルでゴールを奪いに行く。

 しかし、「(木村くんには)前向かせないこと。ボールを無理に奪いに行くとファールになって、セットプレーからチャンスを作られるので、周りの選手と連動してボールを奪うことを意識しました」と、4番・市原くんが話すように、大宮守備陣が素早いプレスとカバーリングで木村くんを囲い込みボールを奪取。シュートを打たせない。

 結局、追加点を許さなかった大宮が2-1で勝利。4年ぶり5回目となる全国大会への切符を掴んだ。

 森田浩史監督は「準決勝(レジスタ戦)もそうですが早い時間で先制できたことで選手たちがリラックスしてゲームに入ることができました。1点を返される前に3点目を取るチャンスがありましたが、3点目は奪えず苦しい展開になってしまいました。シュート技術を磨いていかないといけないですね。全国大会での目標はもちろん優勝です。大宮アルディージャらしいサッカーをして、終わった時に選手たちが力を出し切り笑顔で終えられる大会にしたいなと思います」と、試合を総括し、全国大会への意気込みを語ってくれた。

 『全日本少年サッカー大会』での最高成績はベスト4。それを超える”優勝”を目指し、大宮は鹿児島で行われる全国大会に挑む。

<ジュニサカMVP>
大宮アルディージャジュニア 10番 種田陽くん

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左サイドからDF3人を1人で単独突破し、決勝点をアシスト。高いテクニック、スピードを持った選手です。縦横無尽にピッチを駆け回ってボールを貰い、ドリブルを仕掛けて江南南守備陣に脅威を与えていました。

3人を抜いて、2点目をアシストをしたシーンについて「1人目はまた抜き、2人目はスライディングをしてきたので、軽いタッチでかわし、カバーにきたDFにはスピードで抜き去りました。中に太洋くん(7番・古河太洋くん)がいたのでクロスをあげました」と試合後に教えてくれた。

■種田陽くんの全国大会への意気込み
絶対に優勝したいと思っています!そのためにチームワークを磨いていきたいです。

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