ミニゲームの多様性がチーム力を高める!! 指導者が実践したい工夫とは?

2017年12月06日

コラム

「何のためにミニゲームをやるのか?」目的をはっきりさせる

 次に縦パスが入らなかったり、前にボールが運べなかったりと、深さ(コートの縦方向)を意識したプレーが感じられなかった場合を例にしてみましょう。
 
 深さを引き出すには、前線にターゲットを置いての4対4が効果的です(図3のパターン①)。必ずターゲットにボールを当ててから、リターンされたボールをダイレクトでシュートしなければいけないルールにします。オプションとしては、サイドに両チームをサポートすることのできるフリーマンをつけます(図3のパターン②)。ボールが回らないときや数的不利な状況に置かれているときにフリーマンを活用することで状況を打開できるというものです。こうしたミニゲームのバリエーションには攻守の切り替えが必要となるルールを設けるとよいでしょう。

【図3 (左:パターン① 右:パターン②)】
図3

  図4のパターン①は、味方がシュートを打ったときには同じチームの選手全員がラインを越えていなければ得点が認められないルールを追加したものです。
 
 また、ボールがコートの外に出てしまったときに、試合のようにラインアウトさせた相手チームのボールでプレーを再開させるので はなく、両方の選手が転がっていったボールを奪いに行き、先にボールにタッチしたチームのボールになるようにします(図4のパターン②)。
 
 守の切り替えのあるトレーニングを組み込むことで、子どもたちはオフザボールのときにも頭を休ませることができませんので集中力を高める効果も期待できます。

 このように「何のためにミニゲームをやるのか?」との目的をはっきりさせておくことが、ミニゲームのバリエーションを考えるための重要なヒントとなるのです。

【図4】
図4

 

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