みんな同じ色に染まることはない。サッカーに夢中になる子を持つ家族の“あり方”

2018年05月08日

コラム

2月に行われた『SAMMY SOCCER PROJECT フィールドプログラム』。ジュニサカではそこに参加していた2つの家族を紹介させてもらいました。そこから見えてきた「家族のあり方」とは。

第1弾
家族内コミュニケーションは「価値観の共有」。ジュニサカMIPに見る“親子の会話”

第2弾
親子はともに成長していく――。試行錯誤しながら進む「家族のサポート」

取材・文・写真●山本浩之、写真●ジュニサカ編集部 協力●サミー株式会社


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それぞれの我が家の色

 2月の「SAMMY SOCCER PROJECTフィールドプログラム」を通じて、二組の家族に、サッカーと子育てにまつわる話しを聞く機会に恵まれた。

 かく言う私も、かつてはサッカー少年の父親だった。一緒にボールを蹴ったし、試合があれば応援をした。あの頃は、そうした日常がいつまでも続くと思っていたのだが、子育てはいつの間にか一段落してしまうものだ。

 今、こうして取材で、子育て中のお父さんやお母さんから家族が紡いでいる物語を聞くと「ああしてあげれば良かった」「こうしてあげれば良かった」と振り返ることもあるけれど、それ以上に、公園のグラウンドや小学校の校庭の雰囲気、当時家庭の中に満ちていた少年サッカーの空気感も懐かしくなる。

 今回、二組の家族に多くを語ってもらった中から、その家族らしさがあるエピソードを選んだ。須田さんからは父親が息子との時間を大切にしているシーンを、高橋さんからは夫婦で子どもの夢をサポートしている姿を切り抜いて記事にさせてもらった。

 家族や家庭によって生活スタイルが違うように、我が子のサッカーとの向き合い方や考え方も十人十色。子育てに正解はないのだから、みんな同じ色に染まることはない。須田さんも、高橋さんも、ああ思いこう思いしながら、いろんな色を調合して“我が家の色”を作り上げているようだった。その色が、我が子の持つ夢の色に近づくことを願いながら――。

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「SAMMY SOCCER PROJECTフィールドプログラム」を振り返ってみても、会場には一眼レフカメラを構えるお父さんもいれば、ムービーで子どもの姿を追っているお母さんもいた。赤ちゃんを抱いているお母さんに小さな子どもの手を引いているお父さん。我が子のプレーする姿を眺めながら熱心に会話している夫婦、そしてずっとスマホを眺めているお父さんもいた。

 イベントが終わった後、親元に戻って来た我が子にどのような言葉をかけていたのだろうか? 元気いっぱいにプレーしていた娘を「がんばったね!」と迎えたかもしれない。チームの輪にうまく入れなかった息子に「楽しくできた?」と声かけをしたかもしれない。会場で新しい色を見つけた家族、いつもと同じ色だった家族、それぞれ持ち帰って“我が家の色”も少し変わっていくのだろう。

 そんなジュニアサッカーと家族の姿を、これからも取材していきたいと思う。願わくは、やがて20年が経ち、25年が経ったとき、夢を実現させたサッカー少年・少女が、我が子の手を引いて「SAMMY SOCCER PROJECTフィールドプログラム」のイベント会場に戻ってくることを。そのときは、どんな“我が家の色”を見ることができるだろう。 

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<関連リンク>
・【本日申し込み締め切り】サミーサッカープロジェクト【第2回サミーフィールドプログラム】

 

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