いわきFC、英語教育は必修。「さまざまな分野で将来的に成功する基礎を作る」
2018年10月04日
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英語を身近に感じられる環境がある
福島県郡山市内で英会話教室をスタートさせ、福島市、東京・赤坂、宮城県仙台市と事業を展開。昨年末には起業から10周年を迎えた「Freecom英会話教室」といわきFCは、2016年の夏にオフィシャルパートナー契約を結び、いま現在に至っている。
そして、日本スポーツ界初の商業施設複合型クラブハウスとして『IWAKI FC PARK』が全面的に開業した昨年7月から、トップチームのロッカールームや、親会社の株式会社ドーム(本社・東京都江東区、安田秀一代表取締役CEO )が運営するトレーニングジム「ドームアスリートハウスいわき」がある2階の一角に「いわきFC校」を開校。キッズから70歳代まで、約120人を数える受講生のなかにいわきFCのU-15の子どもたち33人も含まれている。
生きた英語に肌で触れられる機会は、週1回の室内における講義だけにとどまらない。毎週火曜日の練習は中学2年生クラス、同木曜日には中学1年生クラスが、「いわきFC校」のアメリカ人講師のもとでそれぞれサッカーの練習に臨んでいる。
スポーツ経験のある2人のアメリカ人講師は、アカデミーディレクターを兼ねるU-15の向山聖也監督をはじめとする指導者から、その日のメニューを伝えられたうえで指導にあたる。英語の指示を介して大好きなサッカーの練習に打ち込むことで、英語をより身近に感じられる環境が生まれるわけだ。
英語を含めた外国語会話をマスターするうえで、日本人にとっては2つのハードルがあるとよく指摘されてきた。外国語に対してまず耳で慣れることと、身近で触れ合うケースが決して多くはない外国人そのものの存在に慣れることだ。
特に前者は外国語に触れる年齢が早いほど拒絶反応を示さなくなり、スムーズに頭のなかへ入ってくると言われている。いわきFCの取り組みはアカデミーの子どもたちを楽しませながら、なおかつ気がつかないうちに2つのハードルを越えさせている。
そして、受講を始めて2年目になる中学2年生クラスは、より積極的に、決して恥ずかしがることなく外国人講師とコミュニケーションを取るまでに変化してきている。講義の光景を取材したある日のこと。おもむろに立ち上がり、両手を広げ、笑顔を浮かべながら「Why?」を連発した少年がいた。
「言葉が通じないのならば、ゼスチャーで伝えようと思って。将来は世界に通用する選手になりたいと思っています」
講義後に笑顔で答えてくれた植田東中学2年のDF荒川等生(らい)くんは、オーストラリアや韓国でプレーした経験ももつ元日本代表MFの高萩洋次郎(FC東京)を輩出した、いわき市を拠点として活動している植田スポーツ少年団の出身。大先輩の姿を通して描く将来の夢を、英会話学習を介して得た自信と度胸がさらに膨らませる好循環を生み出している。
サッカーに加えて英会話も触媒として明るく、たくましく成長している子どもたちの姿は、もちろん保護者も喜ばせている。クラブ全体として掲げるスローガン『WALK TO THE DREAM』を実践するように、いわきFCの未来を担うアカデミーの子どもたちもゆっくりと、確実に前へ進んでいく。

【fch連動企画】いわきFCの果てなき夢
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