いわきFC、英語教育は必修。「さまざまな分野で将来的に成功する基礎を作る」

2018年10月04日

育成を考える
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2017シーズン天皇杯全日本サッカー選手権でJ1の北海道コンサドーレ札幌を撃破するなど、衝撃的なジャイアントキリング旋風とともに脚光を浴びたいわきFC。天皇杯での躍進をキッカケにJ1のクラブにも勝るとも劣らない施設やクラブのヴィジョンに掲げる「日本のフィジカルスタンダードを変える」というセンセーショナルな言葉が様々なメディアに取り上げられ話題となった。一方で彼らは「育成」にも力を入れ、着々と地域に根差したクラブになっている。前回(ごはんは量ではない。吸収されなければ意味はない。いわきFC「食」への取り組み)は、いわきFCの「食育」への考え方について紹介した。今回は「教育」に対する取り組みにフォーカスしていく。

【連載】いわきFCの果てなき夢

取材・文●藤江直人 写真●ジュニサカ編集部


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【いわきFCパーク内にある『Freecom英会話教室 いわきFC校』】

「さまざまな分野で将来的に成功する基礎を作ってあげたい」

 アメリカのスポーツ用品メーカー、アンダーアーマー直営のアウトレットショップと輸入車販売店のショールームが1階に、3軒の飲食店が3階にテナントとして入っている、いわきFCのクラブハウス『IWAKI FC PARK』の2階に、毎週土曜日になると大勢の子どもたちが集まってくる。

 彼らは2017年に立ち上げられた、アカデミーのU-15に所属する中学生たちだ。目指している場所は、同じくテナントとして入居している「Freecom英会話教室 いわきFC校」。土曜日の午前中に行われる、週1回の英会話レッスンを受けるために通っているのだ。

 午前9時からU-13の16人が、同9時50分からはU-14の17人がそれぞれ40分間ずつ、2つのグループに分かれて2人のアメリカ人の外国人講師のもとで学んでいる。講師一人に対して、子どもたちが8人ないし9人。可能な限り講師と直接向き合える講義の形態が取られている。

 受講費用はいわきFCを運営する、株式会社いわきスポーツクラブが全額負担している。いわきFCだけでなく地域の未来を担う、アカデミーの子どもたちに対する「先行投資」といってもいい活動には、サッカーに特化したトップチームとはまったく異なるコンセプト、名づけて『The Smart Athlete』が色濃く反映されている。

「世界に通じる人材を輩出しよう、という思いを込めて命名ました。18歳でアカデミーを卒業するときにいわきFCに昇格する子どももいれば、大学へ進む子どもがいてもいい。賢さや知識、そして語学力なども求めながら、サッカーを含めてさまざまな分野で将来的に成功する基礎を作ってあげたいと考えています。サッカー選手を育てましょう、と謳わなかったのはそのためです」

 和訳すれば「賢い」あるいは「才気のある」となる、コンセプトのなかの『Smart』に込められた意図を、いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役は笑顔で説明してくれた。

 現役時代は柏レイソルやジュビロ磐田、ベガルタ仙台の前身であるブランメル仙台でフォワードとしてプレーした49歳の大倉代表取締役自身、父親の仕事の関係で小学生時代の約3年間をアメリカで過ごした経験をもつ。日常生活を含めていまも英語に困らないだけに、子どもの段階から外国語に触れる大切さを熟知している。

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【いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役】

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