冨安健洋、堂安律―― 。森保ジャパンを突き動かす20歳はいかにして育まれたのか

2019年01月31日

コラム


【日本代表では右サイドハーフで起用されている堂安律】

将来を意識した2人のベストポジション

 U16代表が解散した後、堂安と冨安は2015年に発足したU18日本代表に加わり、再び世界に挑むことになった。前述のU13・14エリートの時から98世代を見ていた内山篤監督(日本サッカー協会強化委員)が指揮官となり、木村コーチもU16代表から繰り上がる形だったため、2人にとってはやりやすい環境だったに違いない。
 
「律は15年春のチーム発足時から呼びました。私は(外から)吉武さんのチームを長く見ていて、選手起用の狙いも理解していました。律自身がスペースに入っていくのが大好きなこともよく知っていました。が、私は2列目が適正なポジションだと感じました。1世代上の南野同様シュートがうまいし、前線特有のアグレッシブなメンタルを持っていた。代表は年に数回の活動しかないですし、短期間で個々の評価をしなければいけませんから、ベストポジションで使うことが大事。そういう認識から前で起用し続けたんです」(内山監督)
 
 冨安に関しても、将来のA代表のセンターバック候補として大きな期待を寄せた。
 
「トミは13〜14歳の頃から人の話をよく聞けて、理解力が高かった。まさにCBに相応しい人間性を備えていると感じました。中2の時点で身長が175cmを超え、まだ成長途上だった。そのフィジカル面もプラス要素でした。実際、世界を見ればCBは185cm以上がスタンダード。トミはそうなれる可能性を秘めていました。体が大きくなれば自然と筋力やパワーはつきますが、やはり重要なのはCBとしての経験を積ませること。そこを意識して、コンスタントに試合に出しました」
 
※続きは2月6日(水)発売の『フットボール批評issue23』からご覧ください。


批評23表紙

【商品名】フットボール批評issue23
【発行】株式会社カンゼン
2019年2月6日発売予定

「勝つ」ことだけにこだわるチームはもう勝てない。

今号のフットボール批評では、イノベーションを可能にする≪チーム作りの新常識≫を「監督」「社長」「戦術」の視点から総力特集。もはやサッカーのライバルはサッカーではありません。負けても愛されるチームは、勝たないとファンが増えないチームよりもはるかに価値を持つようになってきたいまの時代、目先の勝利だけでなく、未来を見据えて魅力的なチームを作れるか。問われるのは設計図ではないでしょうか。

開幕直前のJリーグ、アジアで激闘を繰り広げた日本代表、海外サッカーで描かれる、「新しいサッカーの設計図」を読み解いていきます。


 

>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら

 

カテゴリ別新着記事

お知らせ



school_01 都道府県別サッカースクール一覧
体験入学でスクールを選ぼう!

おすすめ記事


Twitter Facebook

チームリンク