チーム動画紹介第39回「東京小山FC」

2007年12月17日

未分類

町田市で活動して34年、歴史あるサッカークラブ

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 今回は、東京都町田市で活動する東京小山FCにお邪魔しました。
クラブ代表者である重田貞夫さんにお話をお伺いしました。

写真は代表の重田さん

東京小山FCってどんなチーム?

 東京小山FCは東京都町田市小山町にある小山グランドを本拠地とし、カテゴリーは幼稚園児・小学生・中学生を中心に活動しています。所属人数は小学生が 120名、中学生80名、コーチ20名で、1973年に創設され、町田市で30年以上もの歴史を持つ、伝統あるサッカークラブです。2002年のW杯でも活躍した戸田和幸選手(サンフレッチェ広島)をはじめ、多くのプロ選手を輩出しています。

チームコンセプト
・選手を小学1年生から10年間のスパンで見つめる。
・個人の特性を重視する。
・高い技術と、創造性豊かな戦術を重視する。
・好ましい社会性に富む人間の育成をはかる。

チーム全体の特徴を教えてください。
 ジュニア時代は、サッカーの楽しさを伝え、サッカーの普及に努めることがクラブ全体のテーマです。ゴールデンエイジ(12歳以下)までにボールコントロールのテクニックを身につけることを重視しています。テクニックを重視するわけは、それが子供たちの貴重な財産になりますし、年齢を重ねて大人になっても、その技術は失われることなく、生涯を通じてサッカーを楽しめます。技術を身につけていなければ、相手の股間にボールを通す楽しさといったサッカーの醍醐味を味わうことができないからです。個人のテクニックを身につけるというのを最も特徴としたチームです。個人技を身につけるために、1対1を重点的に行うことで技術を身につけさせることを目指しています。「個の力」がなければ、Jリーガーだけでなく、日本サッカーが向上していかないですし、東京小山FCではまずは足下のテクニックを身につけることが大切にしています。

指導する上での悩みはありますか。
 アジリティートレーニングを大切にしていますね。それは、今の子供たちが、昔の子供たちに比べると、運動不足だからです。
今の子供たちは、山や川といった自然の環境で遊ぶ機会が減り、思い切り広場で走りまわることも少なくなってきています。小山FCでは平均台を利用して、アジリティートレーニングを行っているのです。昔は平均台に乗る際は飛び乗っている子がいましたが、今の子供たちは、平均台の前で立ち止まってから乗るんです。
 それを気づいた時から、子供たちの運動能力が年々低下しいることに危機感を覚え、アジリティートレーニングに力を入れるようになりました。すばしっこさや、バランス感覚を身につければ、サッカーだけでなく、体の成長にも大きな効果があると考えています。

今後の目標はありますか?
 チームとしては、東京小山FCのコンセプトのとおりに、サッカーを楽しむための高い技術を持ったより多くの選手を育てることです。

編集部コメント

 東京小山FC代表の重田さんとお話をさせていただいて、東京小山FCを巣立っていった選手やチーム方針以外にも、東京小山FCが交流している全国各地のチームとの話を聞かせていただきました。
 京都城陽SC(京都府)や国母SS(山梨県)といった親交深いチームとの試合遠征を兼ねて、ホームステイ活動を行っているそうです。サッカーを通じて、子供たちが所属チーム以外の選手や家族と交流し合うことで、人と交流する大切さ学んだり、生涯忘れられない思い出を作れる活動ではないかと感じました。コンセプトの通り、ボールテクニックだけでなく、社会性に富む人間育成にも力を入れている東京小山FCの皆さんでした。

(ジュニサカ編集部)

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