【バーモントカップ第23回全日本少年フットサル大会】群馬県大会レポート&結果
2013年11月18日
バーモントカップ第23回全日本少年フットサル大会前橋エコークラブが群馬県大会の頂点に!
11月16日(土)に渋川市総合公園体育館で「バーモントカップ第23回全日本少年フットサル大会」の群馬県大会が行われ、前橋エコークラブ(以下前橋)が優勝を果たした。
決勝戦の舞台に立ったのは準決勝で岩神少年SCを9―1で破った前橋と、芝根なかよしを3―1で下したGKF UNITED (以下GKF)。
序盤、ペースをつかんだのは前橋だった。フットサルの通常ルール(GKを含めた5人)で行われるこの大会で、「前線のひとりがファーストディフェンダーとして追い、後の3人でしっかり守るやり方が徹底できた」と中山秀也監督が語る通り、組織的な守備からボールを奪い、チャンスを作り出す。前半5分には2番宇田隼人くんが「思いきって振りぬきました」という強烈なシュートで先制に成功。7分にはチームの最後尾に位置してプレーしていた4番亀井琉弥くんがボールカットからシュートを沈め、2―0で前半を折り返す。
しかし、後半は前半終盤にきて惜しいチャンスを作り出していたGKFが猛攻を仕掛ける。1分には8番山内智輝くんが10番曽根勝生くんとのワンツーから抜け出しゴール。反撃ののろしを上げる。
試合は勢いに乗ったGKFがこのまま一気に同点に追いつくかと思われたが、次の1点は意外な形で生まれる。前橋がGKFゴール近くからのキックインを得るとそのボールは誰にも触れずゴールへ入ったため、ノーゴールかと思われた。だが、これがゴール前の選手に触れたということでゴールの判定に。この1点で冷静さを取り戻した前橋は3分と5分には、亀井くんがネットを揺らしハットトリックを達成、5-1で群馬県大会の頂点に立った。
前橋はこの大会、「選手をベンチに座らせるのではなく、出場機会を与えて経験値をあげて欲しかった」と、優勝した「前橋エコークラブ」と「前橋エコーイエロー」の2チームに分かれ出場。そのため、交代選手が1人しかいない6人体制で決勝戦まで戦い抜いた。「準決勝の岩上少年SC戦が山場だと思っていた」と中山監督が語った通り、この準決勝を走り勝って9-1で制した選手たちは「準決勝で体力を使ったので、決勝は辛い部分があった」という。しかし、前田監督は「まだ力をセーブしてしまっている部分がある。もっとやれる」と選手たちのポテンシャルを信じている。
全国大会に向け残り1カ月少々、選手たちを再びシャッフルし競争させ、メンバーを選んでいくという。目標は「1秒でも長く(全国大会が行われる)東京にいること」。今回の群馬県大会で多くの経験を積んだ選手たちが、どのような戦いを見せてくれるか注目だ。
■前橋エコークラブ 中山秀也監督のコメント
「準決勝が山場だと思っていたので、それに勝って決勝戦の前には選手たちにもう一度渇を入れました。それがあって、良く走ってプレッシングをしてくれたと思います。これからの1カ月少々は、セットプレーを鍛え、全国大会では少しでも多くの試合を戦えればと思います」。
(文・写真●ジュニサカ編集部・本田)
■大会フォトギャラリー
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.17
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.17
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.17
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.17
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.17
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 興味と探求心を育む松井大輔の指導「個人戦術を身につけることができれば…」横浜FCスクール初指導で子どもたちに伝えたこと
- ジュニア年代にも大切なトップ選手の共通点は?“自重コントロール”の重要性【フィジカルのプレーモデル】
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 自分よりも大きくて速い選手も1対1で抑える。内田篤人から学びたい守備時の姿勢【フィジカルのプレーモデル】
- 「2023ナショナルトレセンU-14 (後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!