コラム

すばやい判断力を身につけるために“目”を鍛えよう!【前編】

2013年11月13日

効果的なプレーをするために、すばやく的確な状況判断は不可欠。その判断力のベースになるのが視機能だ。一流選手は静止視力が高いだけでなく、動いているものを的確に見極める動体視力、ボールと相手との正確な距離感をつかむ能力なども優れていると言う。「スポーツは眼だ」と言われるほど、視機能は重要なのである。そのエキスパートであるスポーツビジョン研究会の真下一策ドクター(日本体育協会公認スポーツドクター)に、スポーツに必要な視機能とは何か、どうすれば「眼力」を鍛えられるかを伺った。

文●元川悦子 写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.13夏号』P46-51より転載

 


判断するための必要情報の8割は眼から入手

眼01

 サッカーは的確な状況判断をたえず求められるタフなスポーツだ。ベストな判断をするためには、いかに正確な情報を入手し、すばやく体に反応させられるかが重要ポイントとなる。

 サッカー選手は必要情報の8割を眼から得ているといわれるだけに、視覚能力を高めることは非常に大切なのだ。「正しい視力がなければ、スーパープレーは起こり得ません」と真下ドクターも話を切り出した。

「私がスポーツ選手の視機能に関心を持つきっかけとなったのが、1974年にマツダ(現サンフレッチェ広島)のチームドクターを務めたこと。そこで選手のパフォーマンスが必ずしも練習量には比例しないことを知りました。
 練習しても下手な人は下手。努力しても限界があるのです。『では、何が影響しているのか?』と悩み、探っていたとき、(株)東京メガネが『スポーツビジョン』というものを取り入れたという話を耳にした。『ひょっとしたら、答えはこれかもしれない』と思い、より詳しく追求することになりました」

 スポーツビジョンとは「スポーツをする上で必要な総合的な視機能」をさす。サッカーをする場合にも、まず静止視力がよくなければ始まらない。その上で、動いているものを見る力、距離感をつかむ力、瞬間的に情報を捉える力などが求められてくるのだ。

【スポーツビジョンで分析する視機能】

■01 静止視力
静止している目標を見るときの視力

■02 眼球運動
衝動性眼球運動による視線移動の能力

■03 KVA動体視力
まっすぐ自分の方に近づく目標を見るときの視力

■04 DVA動体視力
眼の前を横に移動する目標を見る能力

■05 深視力
距離の差を感じる能力

■06 瞬間視
瞬間的に多くの情報を認知する能力

■07 眼と手の協応動作
眼でとらえた目標に素早く手で反応する能力

■08 コントラスト感度
白黒の微妙なコントラストを識別する能力

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