“走る医学博士”田中宏暁先生(福岡大学スポーツ科学部教授)に聞く!歩くスピードで走る『スロージョギング』の秘密とは?
2013年05月29日
コラム最初の目標は「1日30分」でOK
たとえわずかな時間でも、スロージョギングを続ければ体は確実に変わります。最初は「1日30分×週3回」を目標に始めてみましょう。慣れないうちは、1日15分からスタートしてもOKです。徐々に体に変化が現れて、続けるのが楽しくなってきます。
続けて30分走ることが難しい場合は、朝・昼・晩に10分ずつ、小分けにして走ってもかまいません。会社の行き帰りや買い物の行き帰りなど、ちょっとした空き時間を上手に利用してください。「体重を減らしたい」「フルマラソンを完走したい」などの目的があれば、それに合わせて具体的な目標を決めましょう。
体力に自信がない人はウォーク&ジョギング
スロージョギングは誰でもすぐに走れますが、体力に自信がない人や体重が重い人は、長い時間走り続けるのはきついと感じるかもしれません。
そんなときはウォーキングとジョギングを組み合わせるといいでしょう。例えば「1分走ったら1分歩く」を繰り返すメニューがオススメです。少しずつ走る時間を長く、歩く時間を短くしたらいけば、すぐに30分くらい走れるようになるでしょう。
このように、ウォーキングを組み合わせた細切れジョギングでも、脂肪はちゃんと消費されています。大事なことは有酸素運動のトータル時間数を伸ばすことです。
時間がないときは小分けジョギング
運動不足なのはわかっているけれど、時間がなくて走る暇がない…という人には、「小分けジョギング」をオススメします。
通勤や買い物など、一日の中の移動時間を利用して数分間ずつ走るトレーニング法です。短い時間でも回数を重ねれば、すぐに1日30分ぐらいのジョギングになります。
スロージョギングは、自転車やプールのように設備や道具がなくても、その気になればいつでもどこでもできます。数分間走るだけならたいした汗もかかないので、着替えも必要ありません。まずは気軽に1~2分走ってみることからスタートしてみましょう。
※『DVDで簡単レッスン! 健康力を上げるスロージョギング』より抜粋
※「スロージョギング」は株式会社ハイテック通商の登録商標です。
【好評発売中!】
『DVDで簡単レッスン! 健康力を上げるスロージョギング』
http://jr-soccer-shop.jp/products/detail.php?product_id=184
(著者プロフィール)
田中宏暁(たなか ひろあき)
福岡大学スポーツ科学部生理学研究室教授、福岡大学身体活動研究所所長。1947年生まれ。東京教育大学体育学部を卒業後、生活習慣病の治療と予防、健康と身体能力の向上に関する研究を行う。主な著書に『スロージョギング健康法』(朝日新聞出版)、『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』(角川マガジンズ)など多数。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
東北トレセンU-13が開催!2025.04.10
-
U-16日本女子代表メンバー発表!【モンテギュー国際大会】2025.04.08
-
U-16日本代表メンバー発表!【モンテギュー国際大会】2025.04.07
-
フットサル日本女子代表、タイ遠征参加メンバー発表!2025.04.01
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-16日本代表メンバー発表!【モンテギュー国際大会】
- 東北トレセンU-13が開催!
- U-16日本女子代表メンバー発表!【モンテギュー国際大会】
- フットサル日本女子代表、タイ遠征参加メンバー発表!
- 選手の起用方法を考える。少年サッカークラブは子どもたちに何を与えるところなのか?
- 『JA全農杯チビリンピック2018 小学生8人制サッカー大会』で輝いた7人の選手たち/ジュニサカMIP
- 走るのは速いけど、サッカーでスピードを生かせない…。そんなプレーヤーに見てほしい“スピードスター”のプレー集
- U-17日本代表メンバー発表!【AFC U17アジアカップ サウジアラビア2025】
- 「東北トレーニングキャンプU-17」参加メンバー発表!
- 話を聞けない子どもがいたら?