すばやい判断力を身につけるために“目”を鍛えよう!【後編】
2013年11月14日
コラムアイデア次第でスポーツビジョンを鍛えられる
では、どうすれば、このスポーツビジョンを鍛えられるのか。
「先に述べた8項目は、『認知力』と『眼を正確にすばやく動かす力』のふたつに分けることができます。前者に該当するのが、静止視力、KVA動体視力、深視力、瞬間視、コントラスト感度。
後者には眼球運動、DVA動体視力、眼と手の協応動作が含まれます。このふたつの力を鍛えるトレーニングすれば、それなりの効果が期待できます」と真下ドクターは言う。
認知力を向上させるトレーニング例としては、指導者が日ごろ行っている声や笛での合図をやめて、眼で見える合図に変えるという方法がある。
手で合図をしたり、ジャンプしたり、字を書いたボードを使って指示を出しながら、ドリブルやパス、フェイントなどの練習をすれば、自然と眼は鍛えられる。
「3人1組のパス交換で、指導者がグーを出したら右にパス、パーを出したら左にパスをさせるなどもひとつのアイデアでしょう。1~3までの数字を書いたボードを使って、1ならジャンプ、2ならフェイント、3ならダッシュと動作を変えさせるのも練習になります。
トレーニング内容は指導者の力量次第。大事なのは子どもたちに見ることの癖をつけることです。現場で最適だと思われるメニューをぜひ考えてほしい」と真下ドクターはアドバイスする。
一方、眼を正確に動かすトレーニングとしては、両手の親指の爪を左右交互に見る、電車に乗りながら窓の向こうに見える看板を確実に読むなどの方法がある。
前者については、親指の位置関係を左右だけでなくタテやナナメにしたり、距離を少し離すなどしてバリエーションをつけるのがいい。
後者の練習は、まず10数メートル離れた看板から始めて、次第に近くの看板へとシフトしていくのが効果的だ。最初は首を動かしてもいいが、徐々に目の動きだけで文字を読むようにするといい。
カテゴリ別新着記事
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- クラブとともに戦い、走り続ける背番号13――。FC岐阜の永久欠番
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【第56回全国中学校サッカー大会】
- 静岡学園中が日章学園中相手に4発!全中優勝を果たす【第56回全国中学校サッカー大会】
- 静岡学園が神村学園との激闘を制す!日章学園は駒場東邦に快勝し決勝の舞台へ【第56回全国中学校サッカー大会】
- FC大泉学園が3連勝スタート!FCバルセロナ、千葉県トレセンなども2連勝で好発進【U-12 JSWC2025】
- 駒場東邦と日章学園が1点差の試合を制し準決勝進出!静岡学園、神村学園も快勝【第56回全国中学校サッカー大会】
- 青森山田中と神村学園中が2回戦で激突!流通経大付柏中、駒場東邦中などが1回戦を突破【第56回全国中学校サッカー大会】
- U-15日本代表メンバー発表!Jリーグクラブ育成組織所属選手を中心にチームは構成【The Gary Speed Tournament】
- 全勝通過は東京ヴェルディ、柏レイソル、バディーSC の3チーム!大混戦の予選リーグを勝ち抜いたのは?【U-12 JSWC2025】
- FCバルセロナがFC大泉学園に3発快勝。バーモントカップ王者malva fcは接戦を制し決勝進出【U-12 JSWC2025】