サッカー母ちゃんの“まだまだ”ドタバタ日記「第35回 子どもたちの心の支えになってくれている町クラブに感謝」

2013年12月05日

コラム

いつでも戻って行ける場所。

「あ~、練習楽しかった~ 」

久々にサッカーの練習だった次男、満足げに帰ってきました。
「いよいよ受験勉強でしょ、人が少なくなってるんじゃないの?」
「うん。休会したヤツもいる。だけどみんななんとか続けてるよ 。それに、今日Sがいたからさ。やっぱSいると違うんだよね。めっちゃ楽しかった!」

Sはジュニア時代の次男のチームメイト。みんなでジュニアユースに上がる予定だったのに、中学入学後部活動を選び、チームを辞めてしまったんです。
Sがいないことで攻撃力を失ってしまったこともあって、彼が抜けたときにはちょっとした裏切り者扱い。

「そっか、S、高校決まったから、コーチに挨拶に来てたんだ 」
「違う違う 、チームに戻って来たの! 登録の試合は出られないけど」

部活動で大活躍したSはサッカーで高校進学が決まっています。けれど、すでに部活動は終わっているので、高校での練習が始まるまでのブランクを有効に使うため、言ってみれば「出戻り」でチームに戻ってきたらしい。

「戻って来るなとか誰も言わないんだ?」
「言ってるヤツもいるかも。でもオレはうれしい! あいつやっぱうまいんだよ~」

へえー。。

次男の話を聞いていて、アチコチで聞いた話を思い出しました。

「出戻り禁止のオキテ」の話のこと。

サッカーに自信がなくなり、一度辞めた子が、再びチームに戻りたいと監督に申し出た、けれどクラブに戻ることを許してもらえなかった。

別のチームに移る相談をしたところ、二度と戻ってくるなと言われ、さんざん嫌味を言われて泣かされた。それ以来家族ぐるみで関係断絶。

そういう話をたくさん聞くものだから、チームを辞める時は相応の覚悟をせねばならない、と肝に命じていました。

でも子どものためにはなってないよね。仁義にもとる、ってことなんだろうけど、ホントのところ、監督のメンツの問題……だけ、だったりして……。

ウチのコーチだってメンツというもの、あるはずだけど。でも、子どもたちにサッカーを続けてもらいたい!が終始一貫してる。

ジュニアユースからチームを離れて強豪クラブへ行ったKも、
「うまく行かなかったらいつでも戻って来い」
ってコーチに送り出しの時に言われたって言ってたし。

コーチの人柄のおかげかな。

そういえば、ゆうべ長男、明日から試験前の部活休みだから、久しぶりにジュニアユースの練習に顔出すって言ってたっけ。Tと一緒に。

T、中学時代に悪さをして、コーチに叱られたままチームを去ってしまったんです。
あれから2年。紆余曲折を経て、今もサッカーを続けていると噂に聞いてました。おお、チームに顔出す気になったんだ!

なんか、こういうのって、いいなー。

いろいろあったけど、戻って行ける場所 。サッカーやりたいと言ったら、いつでも受け入れてくれるコーチ 。ありがたいことだよね。

こんな町クラブがあって、子どもたちの心の支えになってくれていることに、感謝☆

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