子どもたちの成長発達を知る――“ゴールデンエイジ”に重要なベース作り【前編】
2014年02月15日
コラムプレ・ゴールデンエイジとポスト・ゴールデンエイジ
ゴールデンエイジより後の年代は、どうでしょうか。考える力はあるのですが、身長がグンと伸びることで、身体のバランスが、いったん崩れます。ここでもう一回整えられて、大人の身体になっていくわけです。
ですから、運動が上手になるための必要条件が、すべて高いレベルで整っているのはゴールデンエイジといわれるこの時期だけなのです。
日本サッカー協会のサッカー選手育成プログラムも、この「ゴールデンエイジ(黄金の年代)」を中心に考えられています。そして、ゴールデンエイジの前の時期を「プレ・ゴールデンエイジ(小学校低学年)」、後ろの時期を「ポスト・ゴールデンエイジ(中学生年代)」と位置付けています。
ゴールデンエイジだけでなく、もちろんほかの時期も大切です。ゴールデンエイジを有意義なものにするために、プレ・ゴールデンエイジでは、多種多様な基本的な運動の経験が必要になります。そしてポスト・ゴールデンエイジではテクニックを安定させ、さらに持久力、スピードを向上させていくことを目指す必要があるでしょう。
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