子どもたちの成長発達を知る――“ゴールデンエイジ”に重要なベース作り【前編】

2014年02月15日

コラム

サッカーをする子どもたちには「ゴールデンエイジ」という時期があります。この時期に大切なことは何なのでしょうか。基本に振り返り、サッカーのありとあらゆるスキルを、この頃に身につけて、大人サッカーへの準備を整えていきましょう。

文●中山雅雄 写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.8春号』P044-051より転載


「即座の習得」の能力を持つ時期

 子どもから大人に成長する過程の中で、スキル習得において、もっとも充実する時期。それが9歳から11、12歳頃のゴールデンエイジと呼ばれる時期です。サッカーだけでなく、運動を練習するとすぐにできるようになることが多いことから、「即座の習得」の能力を持つ時期だともいわれています。

 習得に有利というのは、①身長や体重、手足の長さなど身体のバランスが良い。②身体に見合った筋力を持っている。③身体をコントロールする神経系の発達がなされている。④運動への意欲や、チャレンジする気持ちがある。これらのことをすべて兼ね備えているからなんです。

 これより前の年齢だと、頭が大きかったり、手足が短いなど、身体のバランスが悪いですよね。それに物の見方も違います。

 例えば、普通のビーカーと細長いビーカーがあるとしましょう。同じ量の水を入れて比較させると、見た目だけで、長いビーカーの方が水がたくさん入っていると思ってしまうんですね。ですが、9歳頃から考える力がついてきて、コーチの言うことへの理解力が上がっていきます。

1位パート順位トーナメント準決勝 横河武蔵野FCジュニア×鹿島アントラーズつくばより

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