佐藤寿人選手に聞く!ゴールを奪える選手になるための極意とは

2014年03月19日

インタビュー

お手本となるような選手のゴールは常に頭の中

――佐藤選手はどのようにして得意なプレーを磨いていったのでしょうか。

 僕はいろんなストライカーのプレーを見て学びました。憧れだったインザーギ(元イタリア代表)のプレーやゴールシーンの映像をたくさん見てきましたし、カズ(三浦知良)さんやゴン(中山雅史)さんのプレーもたくさん見てきました。動き出しの部分では柳沢(敦)さんのパスの引き出し方を見て学んだことも多いです。

 今でもたくさんのストライカーの映像を見ますし、お手本となるような選手のゴールは常に頭の中にあります。そのゴールシーンを頭に思い描いて練習を繰り返してきました。見て真似ることはすごく大事だと思います。

 僕の場合はペナルティーエリアでボールを受けて勝負するタイプなので、攻撃の組み立てに参加することに力を入れるよりも、ペナルティーエリアでどうやってパスをもらうかを考えてきました。FWの選手であればどんな選手でも自分が得意なプレーはあると思うので、次にその得意なプレーを出していくためにはどんなプレーが必要なのかを考えていくことが大事だと思います。ドリブルが得意な選手であれば、前を向いてドリブルで仕掛けられる状態を作るために、どうやってパスをもらったらいいか。僕は自分がボールを持って相手を交わしていくよりも、最後のシュートの技術だけでゴールを奪うことが理想です。動き出しで相手とは勝負をつけておくことをいつも考えています。

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