背が伸びるときスタミナも伸びる!(前編)

2014年03月22日

コラム

個々に合った選択を

 身長の伸びの段階と同時に有酸素系の能力が発達しはじめることを考えると、選手個々について見ていく必要があります。

 しかし、個人別にメニューを作るというのは難しいと思います。そこでチームでのトレーニングは大枠でいくつかのグループに分けることをオススメします。

 例えば、まだ身長が伸びていないグループと、伸びはじめているグループ、かなり伸びている選手という具合にです。
 
もしも「この子は先月より2センチぐらい伸びてるな」という選手がいたなら、そういう選手は軟骨がまだ柔らかいので強度の高いジャンプなどをたくさんやると膝を痛めたり、壊れてしまう可能性があります。

 そういうときこそ、強度の低い有酸素系の練習をより取り入れてあげるのが良いでしょう。

(後編へ続く。次回は3月23日更新予定)


プロフィール
菅野淳
(かんの・あつし)
 
現FCソウルフィジカルコーチ。日本サッカー協会公認A級コーチ。
1992年に筑波大学蹴球部コーチからヤマハ発動機サッカー部(現ジュビロ磐田)コンディショニングコーチに就任。その後2003年までジュビロ磐田フィジカルコーチを務め、チームの黄金期を支えた。アテネオリンピック日本代表フィジカルコーチも担当。主な著書に『スポーツコンディショニング ケガを防ぐ体づくり』(ベースボール・マガジン社)がある。
 


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