子どもの進路をどう考える? サッカーを楽しむための進路選択を

2014年04月13日

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ジュニサカには多くの読者ハガキが寄せられますが、とくに悩みが尽きない問題が息子さんや娘んさんの進路の話。そこで今回は、現在はロアッソ熊本の監督を務め、元JFA技術委員長の小野剛さんに、進路について伺ったときのお話を紹介します。

文・写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.14秋号』P026-027より転載


自分の力に合った学校を

――12歳、15歳と人生の節目となる大きな選択の時期を迎えます。小野委員長は進路選択について何が大切だとお考えですか。

 サッカーを続ける目的で進路を決めるのであれば、自分の力に合った、楽しんでサッカーができるところ(進学先)を選ぶことが一番です。(自分と比べてレベルの高いところなど)あまりにも背伸びをしすぎてしまうと、得てして試合の出番がなくてつまらない、サッカーがつらいと思うようになりがちです。これがすべてではありませんが、楽しめるところにいくのが良いと思います。

――親のサポートも必要ですね。

 温かい応援が子どもを育てることは間違いありません。ただ、応援のエネルギーが強くなりすぎるとそれは問題です。親の思いや期待が強いと、プレッシャーとなって子どもを追い込んでしまうし、サッカーを楽しむことができなくなってしまいます。そうならないように注意しなければなりません。子どもにとって大事なのは『楽しむこと』が一番だということを忘れないでほしいですね。

――サッカーが楽しいと感じれば、うまくなろう!という意欲もわいてきます。

 集団というのは伸びやすい環境があります。その中で自分が一番上のレベルだと天井効果といって、次の刺激を与えないと伸びづらい。逆に低いと、ついていくのに精いっぱい。個人差はありますが、まん中より少し上が平均的に最も伸びていく。高校受験でも、何とか受かったものの実際に入るとやはり苦しいな、といったケースがありますよね。伸びるためには周囲がどうこうよりも、自分にとって最もふさわしい環境かどうかを選んでいくことが大事です。

進路小野さんインタビュー

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