【JA全農杯チビリンピック2014 小学生8人制サッカー大会】全国決勝大会 決勝レポート
2014年05月07日
大会情報レジスタFCが2年ぶり2回目の優勝を飾る!!
5月5日(月 祝)、「JA全農杯チビリンピック2014 小学生8人制サッカー 全国決勝大会」の決勝が神奈川県横浜市の日産スタジアムであり、関東代表1・レジスタFC(以下、レジスタ)が九州代表・BUDDY・FC(以下、BUDDY)を1-0で破り、2012年大会以来2回目となる全国制覇を果たした。
5月3日(土)から2日間に渡り、日産フィールド小机で行われた予選ブロックでの両チームの戦いぶりを振り返ってみると、レジスタは予選リーグの4試合を3勝1敗(18得点4失点)で抜け出し、そのなかには今大会の1試合での最多得点となる10点をあげた試合も含まれている。一方のBUDDYは予選リーグを4戦全勝(21得点1失点)と全10チーム中1位の成績をあげている。
準決勝では、レジスタが関東大会の決勝でも顔を合わせた川崎フロンターレを相手に2-1と順当に勝ち上がってきたのに対して、BUDDYは北信越代表のエスプリ長岡と対戦し、1-1のまま決着がつかず、わずか3分ハーフの延長で2得点をあげる勝負強さを発揮してきた。両チームともに、得点数に裏付けされたチャンスを作り出す力と失点数の少ない堅い守りを兼ね備えていることがわかる。
それだけに、舞台を日産スタジアムに移しての決勝は、拮抗した展開が予想された。だが、第1ピリオドもまだ早い時間に試合は動きを見せた。3分のことだった。レジスタは右サイドからのクロスを頭であわせ、そのこぼれ球に反応した10番・木下翼くんが押し込み、先制に成功する。その後は予想通り、ボールの激しい奪い合いが続いた。
攻撃に関しては、レジスタが裏のスペースへの飛び出しや個々のドリブルでの仕掛け、BUDDYはサイドからの崩しや高さのあるセットプレーでチャンスを作り出そうとしていた。一方、守備についても、レジスタはハイボールやバウンドの処理を見誤ることなく対処し、BUDDYも相手のスピードに対してむやみに飛び込むことなく対応していた。その結果、ふたたびゴールネットが揺れることはなくタイムアップ。レジスタが1-0のまま逃げ切り優勝を決めた。
試合後、スタンドからは、健闘した両チームの選手を称える声援や盛大な拍手が鳴り響いた。「前回大会のメンバーや保護者の方と『もう一度、日産スタジアムに大きな横断幕を掲げようね!』と約束をしていたので、優勝という結果で応えることができてホッとしています」とレジスタの福地監督は笑顔で語る。観客席を見ると、レジスタの試合ではすっかりお馴染みとなったチームカラーの青いビッグフラッグが誇らしげに広がっていた。
■優勝 レジスタFC 福地哲也監督のコメント
BUDDYさんの試合はあまり見る機会がなかったのですが、決勝で対戦して、選手個人の特徴を活かすことのできるチームだと感じました。この大会のように短い試合時間のときには、少ない手数でゴールを狙うことも大切になってきます。試合時間が長かったら、丁寧にパスを繋いだりして時間を使いながら崩していくこともできますが、「この少ない時間のなかで勝つためにはどうすればいいのか?」と意識できることも選手には必要なことだと思います。レジスタの子どもたちについては、予選ブロックでは調子がよくなかったのですが、決勝トーナメントになってからは、よく集中することができていたようです。
(文・写真●山本浩之)
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