バイエル主催のサッカー教室に元ドイツ代表・ブッフバルト氏がゲストで登場!球舞(キューブ)とともにボール感覚を養う大切さを子どもたちに伝える
2014年07月04日
ジュニアサッカーニュースバイエル マテリアル サイエンス(株)主催の「バイエル イノベーションサッカー教室」が7月3日(木)、東京・江東区のラモスフィールドで行われ、フリースタイルフットボールで世界的に有名な「球舞(キューブ)」が子どもたちにフリースタイルのテクニックをレクチャー。また会場には、スペシャルゲストとして、元ドイツ代表で浦和レッズの監督も務めたギド・ブッフバルト氏が登場。現役時代と変わらないテクニックで子どもたちを魅了した。そしてサッカー教室終了後、そのブッフバルト氏にインタビュー。日本の子どもたちの印象やドイツの育成事情について、聞いた。
――今回、サッカー教室に参加されて、日本の子どもたちはいかがでしたか?
今日、子どもたちは笑顔で楽しくプレーしていました。物事を学ぶときは常に楽しむことが大切です。楽しくプレーすることは、継続することにつながります。今日来ていた子どもたちはとても能力の高い子どもたちだったので、今回学んだことを繰り返しやっていってもらいたいですね。今後が楽しみです。
――今回のサッカー教室で、子どもたちに大切にしてほしいことは何でしょうか?
今日の「球舞」のサッカー教室では、実際にサッカーでは使わないプレーも教えていました。例えば、ボールを背中に止めるパフォーマンスなど。これは実際のサッカーのゲームでは使わないプレーです。
しかし、この年代はボールの感覚をつかみとるのが大切です。ボールの感覚をつかむことは、将来のサッカーに必ず役立ちます。ボールに触れる感覚を養うことで、スピードのあるパスを完全にしっかりとコントロールすることができたりすることもできます。このボールの感覚を習得するのは、この年代でしかできません。
リフティングも同じことです。どのくらいの強さでボールを蹴れば戻ってくるかという、この繊細な感覚がパスをするときのスピードの強弱につながってきます。この感覚をジュニア年代でつかんでほしいと思います。
――ドイツの育成もそういった部分を強化しているのですか?
ドイツでは20年前に、すべてのブンデスリーガのクラブで宿舎を作り、そこで子どもたちにサッカーを学ばせる環境を作りました。子どもの頃からボールに触れる機会を増やし、テクニックの高い選手たちが育っていきました。
今回のワールドカップのドイツ代表に若い選手が選ばれている秘訣だと思っています。これには、指導者の育成も必要です。例えば、10歳以下の子どもたちには戦術的なことを教えるのではなく、ボールに馴染ませること教える指導者を育てました。年齢にあった指導ができる指導者を養成したことが、今日につながっていると思います。
インタビュー終了後には、ブッフバルト氏と球舞のメンバーも交じって、ミニゲームが行われ、子どもたちも笑顔でボールに触れる感覚をつかんでいた。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!2025.09.17
-
U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】2025.09.08
-
U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!2025.09.08
-
フットサル日本代表メンバー発表!【AFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選】2025.09.05
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】
- 【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!
- “いい選手”は「2つのラインの交点に立つ」。ポジショニングに必要な「ボールなしペアリング」とは?
- 町クラブから選抜された選手たちがスペインで武者修行!バレンシアやビジャレアルなどと対戦
- U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!
- 縦割りの練習、危なくない?
- 【第38回全日本少年サッカー大会】決勝大会 2日目フォトギャラリー(2次ラウンド)
- 優秀な『ストライカー』の定義とは。日本の指導に足りない「勝負へのこだわり」
- 当てられるのではなく当てにいく。小柄なストライカーが屈強なDFと渡り合うコツ
- インサイドキックに使う「内転筋」を強化しよう!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ