「営利」と「非営利」の違いわかりますか? “法人化”を取得するメリットは何か? 谷塚哲氏セミナーレポート
2014年07月29日
ジュニアサッカーニュース7月25日(金)、東京・品川総合区民会館(きゅりあん)にて、ジュニサカ主催の谷塚哲氏のセミナーを行いました。6月23日(月)に開催した1回目が好評で、今回は2回目の開催となりました。
今回のテーマは「法人化」について。地域スポーツクラブを運営するうえで、今後不可欠になるのが“法人格”の取得。なぜ地域スポーツクラブも法人格を取得したほうがいいのかを谷塚氏に解説していただきました。
主な内容は「法人化の意義とは何か?」や「法人格を取得するメリットは何か?」などから始まり、知っているようで知らないチームマネジメントに欠かせない話を紹介する谷塚氏。
会場に訪れた参加者たちは、その話をノートにメモをとりながらも、真剣な表情で聞いていました。その後も、サッカーの現場を例に話す谷塚氏の解説が続く中、今回のお話で特に参加者の興味を引いたのが、「営利」と「非営利」の違いについて。
「地域のスポーツクラブという概念から見ると、『営利団体』(株式会社など)より『非営利団体』(NPOなど)を推奨するケースが多い」と話す谷塚氏。しかし、谷塚氏の話によれば、そもそも多くの方が「営利」と「非営利」の違いについて、よく理解していないケースが多いとのこと。
そのよくある勘違いのケースが「営利団体は利益を生み出す(儲ける)ことがよくて、非営利団体は利益がない(お金儲けなどができない)」というような考え。
実際には非営利団体も利益を生み出すこともできますし、スタッフへの給与も支払うも可能。ただし、非営利団体は余った利益を翌年に繰り越さなければなりません。要は、利益を還元するか、還元しないかの違いにあるといいます。
その後も法人格を取得するにあたって、税金や法律の違いなどについて、谷塚氏が説明していき、あっという間の90分セミナーが終了しました。当たり前のようで、実はあまり知られていない内容に、参加者からも「今、知っておいて良かったです。非常に分かりやすく、勉強になりました」と感想の声もありました。参加者の中には、「現在、NPOに申請中です。今日の話を聞いて、やはり申請して良かったと思いました」との感想もいただき、参加者にとっても有益なセミナーとなりました。
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