【第38回全日本少年サッカー大会】決勝大会 ジュニサカ取材日記②「ブラジルワールドカップで見た選手たちに憧れて！」

2014年08月04日

大会情報

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ＧＫノイアーのようなプレーを参考にするも……

　ヴィッセル神戸U-12（兵庫県）のDF山本航大君は、相手をよく見てプレーを選択できる攻守の要。日本代表の長友佑都選手や、岡崎慎司選手のような頼りがいがあってガッツのある選手が好きだと言いますが「ネイマールは本当に楽しそうにプレーをしていたから、僕もああいうテクニックを身につけたいなと思いました」とブラジルの若き英雄に心を奪われた様子でした。

　もちろん、真似をすれば成功するというわけではありません。初出場の一身田FC（三重県）は、２試合目で全国大会初勝利を挙げましたが、W杯でノイアー（ドイツ）のプレーが気に入ったというGK細川拓夢君が前に飛び出し過ぎて２失点。リードしていましたが、ドキドキする試合になりました。試合が終わるなり、仲間から「ハラハラさせんなよ」と声をかけられた細川君でしたが、落ち込む素振りはなくニコニコ顔。「飛び込む練習はしてきたんですけど、もっと自分で判断していきたいです」とはにかんだ。後輩を集めて怪談をするというムードメーカーで主将も任される細川君は、憎めない性格の持ち主。

　一身田FCの横内優監督も「自分でピンチを作ってファインセーブをしても良いプレーじゃないぞ～？」と思わず苦笑いしていました。めげずにビッグセーブを見せる守護神へと成長してもらいたいところです。

　大会は、まだ始まったばかり。個性あふれる少年少女たちの活躍が楽しみです。

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